- 夜の華
-
中国モダニズム研究会論集
- 価格
- 6,600円(本体6,000円+税)
- 発行年月
- 2021年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784990635794
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[BOOKデータベースより]
1 連続と断絶(民国初期通俗雑誌における娼妓のイメージ―雑誌『半月』と倡門小説;中国人留学生にとっての日本文学―一九一〇年前後、世代に見る文学受容の変化)
[日販商品データベースより]2 夜の華(隣はナニをする人ぞ―胡也頻「昨夜‐一段供状」と民国期のオナニー論;穆時英『空閑少佐』をめぐる虚実;「学匪」を駆逐せよ―国立青島大学の学生運動と聞一多;青島興亡をめぐる民族意識と父の記憶―洪深の映画脚本「劫後桃花」を中心に;李健吾詩論における個性と現代性―その卞之琳評を中心に;風刺とユーモア―「小陳旅京記」と「留京外史」について)
3 退廃と倦怠(無名氏『塔裡的女人』論―逆照射される男性性失墜の物語;重慶時期王平陵の民族主義小説―「女優之死」を中心に;若者たちの虚ろな現実―淪陥期上海における雑誌『紫羅蘭』を中心に)
4 夢の余韻(路〓「窪地上的『戦役』」と朝鮮戦争従軍;豫劇「朝陽溝」の作劇術―大躍進期の現代物にみる家族の物語とその変容;南洋華僑とその家人―茹志鵑、王安憶から見た王嘯平)
5 「パパ」(「パパ、中国現代文学研究は何の役に立つの?」)
本書は、中国近現代文学を研究領域とする中堅・若手の研究者によって結成された中国モダニズム研究会(モダ研)の設立10周年を記念して、メンバーから寄せられた研究成果を刊行したものである。 各論文は研究対象の時代順に配列しており、清末から「中国文学は何の役に立つのか」?という今日的問題まで、100年あまりもの長い時間にわたって、中国を中心とする中華圏において、脈々と営まれたさまざまな文化活動を取り上げている。またいわゆる「新文学」のみならず、通俗文学、民族主義文学、漫画、地方劇、及び学生運動に対峙する知識人という、幅広いジャンルに及ぶ。中国近現代文学研究の最新の動向をうかがうためにも好適の書である。