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[BOOKデータベースより]
仏教哲学事始め。仏教をめぐる思考の風景を、根本から転換する方法序説。ディグナーガ、ダルマキールティvs.カント、フッサール…仏教の認識論と西洋哲学との、スリリングにして実質的な対話。
序章 比較思想から見た仏教認識論
[日販商品データベースより]第1章 ダルマキールティと仏教認識論の伝統
第2章 仏教認識論の基礎―プラマーナとは何か
第3章 仏教認識論と所与の神話
第4章 知覚と存在―独自相管見
第5章 構想力と実体視
第6章 自己認識と主観性
終章 信仰と理性の中道を目指して
ブッダのことばを検証し、さとりを吟味する。仏教とは本来、思索する宗教であった。仏教の長い歩みに蓄積された思考の方法と西洋出自の発想とを、近年の現象学や心の哲学の動向をも踏まえて擦り合わせる。
実体化された世界を解体し、真の実在に至る道はどこにあるのか、無我説のドグマを越えて、光り輝く自己の本質に出会えるのか、
日常知とさとりの知との交点を目指す比較思想の旅路……。
インド仏教の伝統から発掘され、今日に継承されるべきものとは。