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- 芸術祭と地域づくり 改訂版
-
“祭り”の受容から自発・協働による固有資源化へ
文化とまちづくり叢書
- 価格
- 2,970円(本体2,700円+税)
- 発行年月
- 2021年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784880655024
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[BOOKデータベースより]
アートは地域と住民になにを与えられるか?個別の地域コミュニティ・プロジェクトごとに調査地域全体に定性的な分析を行い、なぜこの地域で芸術祭が開催されるのか、この地域にどんな意義があるのかという問いに答える。
序章
[日販商品データベースより]第1章 あいちトリエンナーレ(名古屋市等)―長者町地区
第2章 大地の芸術祭(新潟県十日町市・津南町)―莇平集落
第3章 水と土の芸術祭(新潟市)―小須戸ARTプロジェクト
第4章 いちはらアート×ミックス(千葉県市原市)―内田・月崎・養老渓谷
第5章 奥能登国際芸術祭(石川県珠洲市)―飯田・正院・若山(上黒丸)
第6章 リボーンアート・フェスティバル(宮城県石巻市)―はまさいさい・石巻のキワマリ荘
第7章 札幌国際芸術祭(札幌市)―札幌市資料館
むすびにかえて
全国各地で開催されている芸術祭。現代アートをテーマに1 億円以上の規模の芸術祭に限っても、ここ3年で12を数える。
芸術祭による地域活性化に関心が高まるが、果たして芸術祭は地域づくりにつながるのだろうか。アートが地域活性化に奉仕していないとの批判もある一方、地域がアートに利用されているとの声も現場では少なくない。だからこそ、アートが地域や住民に与える影響を学術的・客観的に探究することが求められている。
本書では「あいちトリエンナーレ」(名古屋市等)、「大地の芸術祭」(新潟県十日町市・津南町)など7ヶ所で開催された芸術祭を定性的手法により効果を分析、具体的プロセスを究明し仮説を提示する。
芸術祭やアートプロジェクトについて、実施するのが精一杯で通史的、網羅的な記録がつくられることが容易でないなかで、他に例がない第三者による貴重な記録・分析となる関係者必読書。
*本書は2019.10月刊行の同書に修正を加え、且つ第8章「「表現の不自由展・その後」のその後」を削除し改訂版として刊行するものです。削除された章は弊社『芸術祭の危機管理』(ISBN9784880654874)にほぼ全文を収録いたしました。