コーチングの哲学

スポーツと美徳

青土社
佐良土茂樹　

• 価格: 2,640円（本体2,400円＋税）
• 発行年月: 2021年04月
• 判型: 四六判
• ISBN: 9784791773725

内容情報

[BOOKデータベースより]

感情過多のコーチ、抑制のないコーチ、無知なコーチ、利己的なコーチ、名誉心のつよいコーチ、スパルタ的なコーチ…。“勝利至上主義”に目がくらみ、暴力、ハラスメント、ドーピングなどがはびこる競技スポーツの現在。コーチングに求められる思慮や人柄とは。古代の哲学者と現代の名将のあいだで考える。

序章　美徳なきコーチングの時代
第１章　コーチングを哲学する
第２章　善いコーチを考えるために
第３章　目的論から考える善いもの、勝利至上主義、スポーツの意義
第４章　コーチの「幸福」とは何か
第５章　コーチングの技能
第６章　「思慮」をもつとはどういうことか
第７章　コーチに求められる「人柄」とは
第８章　コーチとアスリートの関係性―友愛と人間観

[日販商品データベースより]

よいコーチは試合を変えることができる。善いコーチは人生を変えることができる―。
コーチには哲学が必要だ！
感情過多のコーチ、抑制のないコーチ、無知なコーチ、獣的なコーチ、名誉心のつよいコーチ、スパルタ的なコーチ……。「勝利至上主義」に目がくらみ、暴力、ハラスメント、ドーピングなどがはびこる競技スポーツの現在。コーチングを通して善く生きることはいかにして可能か。そもそもスポーツにはどんな意義があるのか。アリストテレスの徳倫理学を手がかりに、「美徳なきコーチングの時代」を問いなおす。