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[BOOKデータベースより]
明治神宮競技大会、ラジオ体操、国民体育大会、自衛隊のスポーツ参加、3つの東京オリンピック…。日本においてスポーツとそれを行う身体は権力とどのように関わってきたのか。
第1部 天皇制国家における大衆の国民化とスポーツ・身体(近代日本における国民形成と兵式体操;皇室のスポーツ奨励と明治神宮競技大会の誕生;近代日本のラジオ体操と「身体」の政治;「幻の東京オリンピック」の祝祭性と政治性;戦時下における国民体力の国家管理と健兵健民;植民地朝鮮における皇国臣民化政策と秩序化される身体)
[日販商品データベースより]第2部 戦後日本におけるナショナリズムとスポーツの諸相(戦後初期スポーツ改革政策と国民体育大会の開催を通した戦後復興・民族再建;一九六四年東京オリンピックの国民統合と国家意識の高揚;戦後自衛隊のスポーツを通した国民浸透作戦と勝利至上主義;国民総スポーツ運動の歴史的意味と国民主義エートス;日本スポーツにおける異質な「他者」と排外主義;二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピックの政治性と国家主義)
日本でスポーツはどう利用されてきたのか?
明治神宮競技大会、ラジオ体操、国民体育大会、自衛隊のスポーツ参加、3つの東京オリンピック――
100年以上前からのスポーツイベント・政策の記述・考察から、戦前と戦後の連続性を示し、日本におけるスポーツと国家権力との関わりを、私たちの身体と地続きの権力を問い直す。
「ポピュラーナショナリズムの重要な一環であるスポーツ・ナショナリズムの分析を通して、スポーツや身体管理政策が近現代日本社会にいかなる影響を及ぼしたのか、日本人の生活や国民意識にいかなる意識を創出し、どのような「刻印」を残したのかを、複合的アプローチをとることで多角的・総合的に考察することが本書の狙いである。」(「はじめに」より)
■著者紹介
権 学俊(くおん・はくじゅん)
1972年韓国生まれ。立命館大学産業社会学部教授。
横浜市立大学大学院国際文化研究科博士課程修了。博士(学術)。横浜市立大学国際文化学部共同研究員、日本学術振興会外国人特別研究員、立命館大学産業社会学部准教授を経て、現職。専門分野は歴史社会学、スポーツ政策論。
主な著書に『国民体育大会の研究―ナショナリズムとスポーツ・イベント』(青木書店、2006年)、『現代スポーツ論の射程―歴史・理論・科学』( 共著、文理閣、2011 年)、『「知覧」の誕生―特攻の記憶はいかに創られてきたのか』(共著、柏書房、2015 年)など。