複雑性ＰＴＳＤの臨床

“心的外傷〜トラウマ”の診断力と対応力を高めよう

金剛出版
原田誠一　

• 価格: 3,960円（本体3,600円＋税）
• 発行年月: 2021年03月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784772418126

内容情報

[BOOKデータベースより]

複雑性ＰＴＳＤ（ＣＰＴＳＤ）は、いよいよ国際疾病分類（ＩＣＤ‐１１）における公式診断として登場することになり、わが国のトラウマ臨床において、そして一般の臨床においても広く使われることが予想される。本書は、ＣＰＴＳＤに関する基礎知識から臨床応用までを網羅した、現在数少ない本格的な臨床書である。昨今、日常臨床において、親による心理的・身体的虐待や学校でのいじめ・体罰、各種ハラスメントなど、ＣＰＴＳＤと関連性の深い事態・病態が多く見受けられるが、本書は現場で対応の難しいケースについて治療への有効なヒントを提供することだろう。さまざまな病態の背後にあるＣＰＴＳＤ、その適切な評価と治療的対応を詳述したわが国初の臨床書。

第１部　複雑性ＰＴＳＤの基礎知識（複雑性ＰＴＳＤの概念・診断・治療；複雑なＰＴＳＤの治療手順；ＣＰＴＳＤについて考える　ほか）
第２部　複雑性ＰＴＳＤをめぐる臨床的話題（現代の心的外傷体験考―我が国が抱える“変化した／変化していない”問題点から考える；子どもの複雑性トラウマをどうとらえるか；安全感と安心感を提供する　ほか）
特論　三つの論文を学び味わう―心的外傷理論の重要性と危険性（心的外傷理論の拡大化に反対する；心的外傷―問題の所在；トラウマ論が精神療法学にもたらしたもの　ほか）

[日販商品データベースより]

複雑性PTSD（CPTSD）は，いよいよ国際疾病分類（ICD-11）における公式診断として登場することになり，わが国のトラウマ臨床において、そして一般の臨床においても広く使われることが予想される。

本書は，CPTSDに関する基礎知識から臨床応用までを網羅した，現在数少ない本格的な臨床書である。昨今，日常臨床において，親による心理的・身体的虐待や学校でのいじめ・体罰，各種ハラスメントなど，CPTSDと関連性の深い事態・病態が多く見受けられるが，本書は現場で対応の難しいケースについて治療への有効なヒントを提供することだろう。

さまざまな病態の背後にあるCPTSD，その適切な評価と治療的対応を詳述したわが国初の臨床書。