平壌美術

朝鮮画の正体

青土社
ムン・ボンガン　白凛　

• 価格: 6,380円（本体5,800円＋税）
• 発行年月: 2021年02月
• 判型: Ａ４
• ISBN: 9784791772384

内容情報

[BOOKデータベースより]

２０１８年に開催された光州ビエンナーレでもひときわ異彩を放った作品群が、朝鮮民主主義人民共和国のトップクラスの画家が集まって描く「朝鮮画」の展示であった。そのキュレーターである著者が、アトリエ訪問や作家へのインタビューを行い、６年をかけて執筆したのが本書である。社会主義リアリズムの芸術の典型的な形態でありつつも、独自の表現方法を追求してきた「朝鮮画」。朝鮮半島に平和が訪れることを願う著者が、芸術家としての視点と学術的な研究の両面を踏まえてプロパガンダとアートの境界線上に存在する平壌美術の現在を描く。

朝鮮画は東洋画か
朝鮮画の母体は何か
１９５０〜６０年代の朝鮮画
１９７０年代の主題画
１９８０年代以降の朝鮮画―東洋画の伝統を打ち破る
朝鮮画、集体画の花を咲かせる
朝鮮画と韓国画
『平壌美術　朝鮮画の正体』の結びに
付録

[日販商品データベースより]

絵画の中の朝鮮。
2018年に開催された光州ビエンナーレでひときわ異彩を放った作品群が、朝鮮民主主義人民共和国のトップクラスの画家が集まって描く「朝鮮画」の展示であった。そのキュレーションをしたムン・ボンガンが、アーティストのアトリエ訪問やインタビュー、集められた資料を駆使し、平壌美術の最も核心的な部分であるこの絵画について６年をかけて執筆したものが本書である。社会主義リアリズムの芸術の典型的な形態でありつつも、独自の表現方法を追求してきた「朝鮮画」。朝鮮半島に平和が訪れることを願う著者が、芸術家としての視点と学術的な研究の両面を踏まえてプロパガンダとアートの境界線上に存在する平壌美術の現在を描く。