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[BOOKデータベースより]
写真に何ができるか。新たな芸術表現の摸索から生まれた絵画主義や超現実主義の写真、現実を透徹した眼差しで切り取ったリアリズム写真、そして公害や戦争を告発し、社会変革への意志を胚胎しながら学生運動と連動してゆく闘争的写真群―全国的にも有数の「写真都市」であった名古屋を中心に「運動」をキーワードとして写真というメディアの無限の可能性を探る一書。
1 写真芸術のはじめ―日高長太郎と“愛友写真倶楽部”
[日販商品データベースより]2 モダン都市の位相―「新興写真」の台頭と実験
3 シュルレアリスムか、アブストラクトか―「前衛写真」の興隆と分裂
4 客観と主観の交錯―戦後のリアリズムと主観主義写真の対抗
5 東松照明登場―リアリズムを超えて
6 “中部学生写真連盟”―集団と個人、写真を巡る青春の摸索
1920年代日本における絵画主義の時代様式を築き上げた日高長太郎と〈愛友写真倶楽部〉。1930年代後半の美術界を席巻したシュルレアリスム(超現実主義)やアブストラクト(抽象美術)の影響を受け、自らの精神を写真で表現しようと前衛写真を展開したフォト・アヴァンギャルディストたち―。名古屋では戦前からさまざまな写真家が、ときに写真団体を結成しながら、全国でも有数の優れた展開を成した。
戦後には、リアリズム運動と主観主義運動が鎬を削るように展開し、さらに1950年代に名古屋出身の写真家・東松照明によって〈中部学生写真連盟〉が組織されると、名古屋はやがて学生写真と学生運動の中核となる。その流れは全国に波及し、公害を告発するキャンペーン写真集『この地上にわれわれの国はない』や、戦争の傷跡をたどる『ヒロシマ・広島・hirou-sim〓』などの写真集として結実する。
本書では「写真の都」名古屋を中心に、写真表現の変遷を、複数の人々が出会い意気投合して生まれ出たもの、そして共通した目的と方向を共有した「運動体」として捉え、写真が社会的あるいは時代的要請にどのように応じたかを検証する。全国の高校生・大学生による、1960年代の激動の時代を活写する写真など、初公開資料も多数収録。資料としても貴重な一書。