高松塚古墳の材料科学

雄山閣
北田正弘　

• 価格: 9,900円（本体9,000円＋税）
• 発行年月: 2021年02月
• 判型: Ｂ５変
• ISBN: 9784639027454

内容情報

[BOOKデータベースより]

描画に使用された赤色・緑色・青色顔料や金箔、壁画の基盤をなす漆喰、石室に使用された凝灰岩、墳丘の土壌、石室内をおおう汚染物質、黴など―。高松塚古墳を構成する物質の成分と変化・劣化に関する微細構造研究から、今後の文化財研究と保存修復の方向性を示す。

序論
赤色顔料
緑色顔料
青色顔料
黒色顔料
金箔および黄色顔料
鉛化合物
漆喰の性質
表面汚染層の微細構造
漆喰の劣化機構
凝灰岩の微細構造
黒色片と顔料
古墳の土壌
黴の形態
付録１　物質の変化と劣化
付録２　英文概要と図表の英文説明