[BOOKデータベースより]
キュキュはあさはやくからとおりをきれいにしてみんなをせっせとあらいます。そんなあるひ「うわーあめだー」キュキュはふるいロボットなのでみずにぬれるとこわれてしまうかも。でもしごとをやめるわけにはいきません。さあたいへんです。3歳から。
[日販商品データベースより]ここは大きな都会の一角にある、ロボットがくらす町。
そこに、ロボットたちがひと息ついて元気をつける自販機コーナー「キングドリンク・ショップ」があります。
キュキュは、その場所をきれいにする役目の、ごみばこ型おそうじロボット。まいにち朝早くから掃除をして、天気のいい日は自販機ロボットたちを洗います。
そんなふうに毎日せっせと仕事に精を出すキュキュでしたが、ある日、雨がふってきました。もう古い型となったキュキュは、水によわく、雨にぬれるとこわれてしまうかもしれません。
しかし仕事の手をとめるわけにもいかず、キュキュは仕事を続けますが……。
車の絵を中心に活躍する作者ですが、その一方でロボットにもつよい共感をおぼえて、さまざまなロボットを描きつづけてきました。本作では、主人公のキュキュだけでなく、親子づれやペット、アヒル、ハチと、さまざまな型のロボットが登場します。
けなげに働くロボットたちを、ていねいな筆致で色あざやかに描く、近未来絵本です。
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とある都会の外れのほう、ロボットだけが暮らす場所。そんな町の片すみに、キングドリンク・ショップはあります。ロボットのためのジュースやオイルを売っている、町のみんなの憩いの場!そのまんなかには、缶を捨てるためのゴミ箱が置いてあります。彼の名前は、キュキュ。ゴミ箱型の古いロボットで、キングドリンク・ショップをきれいに保つための、おそうじロボットです!朝早くに動き出して、道路のゴミを拾ったり、自販機ロボを洗ったり、夜までずーっと、働きどおし。でも、働くのが嬉しいキュキュは、楽しく掃除を続けます。ところがある日、水に弱いキュキュは、雨に打たれて壊れてしまいました──人形、犬型、ミツバチ型まで!暮らすものすべてがロボットの町、そのちいさな一画だけを舞台に、物語は進んでいきます。「バルンくん」シリーズや『はやいぞブンブン』など、かわいい乗り物の絵本で知られる、こもりまことさんの最新作。そう、なんとこんどの絵本は、車じゃない!いかにもメカメカしい、SFチックな部分と、マスコットキャラクターのようにポップで、かわいらしい部分。それらが自然にまざりあった、独特な世界観とメカニックデザインがみどころです!車輪走行のロボット、服を着ているロボット、背中に“足”と大きく印字されたロボット──登場するロボットはみんな全く異なる姿形をしていて、荷物を抱えているものもいれば、急いでいるものもいます。彼はどんなロボットなんだろう? あれは何をしているところなんだろう?それぞれが何か仕事を持ち、その目的のためにデザインされているのだと考えると、ページの外に広がる、このロボットだけの町の景色をさまざまに想像してしまって、なんだかワクワク、ソワソワ……。壊れてしまったキュキュも、いったいどんな場所に運ばれていったのやら。物語の結末をみるに、どうやら、ずいぶん技術の進んだ工場にいってきたようです。おそうじロボット「キュキュ」のお仕事を通して見る、ロボットだけの世界!堪能してください。
(小説家 堀井拓馬)
【情報提供・絵本ナビ】