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[BOOKデータベースより]
明治憲法下の内閣や首相は自身の機能を強化し、戦争の主導権を得ようとしていく。近代はこの試みと挫折の繰り返しであった。近代内閣の行った強化策を制度や組織運営から総括し、現代政治の課題解決の糸口を探る。
はじめに―強い内閣や首相の追求
1 太政官制から内閣制度へ(明治政府の誕生と太政官制;太政官制の改革;内政と国防への対応;内閣制度の発足)
2 日清・日露戦争期の内閣(日清・日露戦争の戦争指導体制;日露戦争後の政軍関係)
3 総力戦体制期の内閣(第一次世界大戦への参加;「大調査機関」の設置構想;臨時外交調査委員会の設置;国家総動員機関の設置と行政整理;海相事務管理と軍部大臣文官制)
4 政党内閣から挙国一致内閣へ(第一次世界大戦後の行政運営;軍部大臣文官制問題の再燃;挙国一致内閣期の閣内統合)
5 日中戦争以降の内閣(戦時体制への移行;首相の補佐機関の模索;政戦両略の一致への努力;アジア・太平洋戦争最末期の戦争指導体制)
おわりに―強い内閣や首相を追求する意味
日本は明治憲法下で強国の建設を進めた。内閣や首相は自身の機能を強化し、やがて戦争の主導権を得ようとしていく。近代はこの試みと挫折の繰り返しであった。明治政府発足からアジア・太平洋戦争の敗戦までの各内閣が取り組んだ内閣機能強化策を、制度や組織運営に着目し評価する。近代政治の歩みを総括し、現代政治の課題解決の糸口を探る。
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