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[BOOKデータベースより]
AI化社会、テロ戦争、近代オリンピック、ポスト・ヒューマン―ちょっと待て、考え直せもう一度。デジタルトランスフォーメーションの波の中、人間がものを「考える」こと、哲学することの意味とは?現実世界の根本を正面から問い直す、すべてが新しい哲学入門書!
第1章 「考える」ことを考える(「哲学的思考」とは何か;言葉から哲学へ;ソクラテスの墓標;哲学は「役に立つ」のか?;「日本語で考える」とは)
[日販商品データベースより]第2章 「考える」ことの実践/戦争とオリンピック(近代ヨーロッパ・アメリカの戦争;20世紀の世界戦争;神話の役割;新しい戦争;「文明」の構造;スポーツの中に生きる身体;「人間」の祭り)
第3章 総論/サイバー・レールのその先へ(「わたし」とは何か;哲学の近代〜現代;「人間」が生き残るために)
先行き不透明な“ニューノーマル”の世界を疑え!!
学問領域のみならず、テレビ、新聞、Webメディアなどで幅広く活躍する哲学者・西谷修による、現代の人間が「哲学的に考える」ことについての超入門書。キャッチーだけど空疎で怪しい「言論」がネット空間を埋め尽くす今の社会で、人間がまともにものを考えるためにはなにが必要なのか? そもそも考えることってどんな意味がある? 古代より人類に脈々と受け継がれてきた「哲学の伝統」、現代社会を形作った「戦争と文明の歴史」、オリンピックにもかかわる「身体性」などのキーワードを深く解析。コロナ禍、無限に拡張するデジタル技術――あらゆるものが不安定かつ急激に変化する世界に、「ただ流される」ことなく生きる方法のすべてがここにある!!(カバーイラスト:榎本俊二)