- 中国の歴史 5
-
講談社学術文庫 2655
中華の崩壊と拡大 魏晋南北朝
- 価格
- 1,584円(本体1,440円+税)
- 発行年月
- 2020年12月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065219065
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 世界秩序の変容と東アジア
-
価格:9,900円(本体9,000円+税)
【2022年02月発売】
ゲスト さん (ログイン) |
![]() |
オンライン書店【ホンヤクラブ】はお好きな本屋での受け取りで送料無料!新刊予約・通販も。本(書籍)、雑誌、漫画(コミック)など在庫も充実
講談社学術文庫 2655
中華の崩壊と拡大 魏晋南北朝
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
価格:9,900円(本体9,000円+税)
【2022年02月発売】
[BOOKデータベースより]
後漢末期以来の乱世は、二八〇年の晋の統一で治まったかに見えたが、匈奴・鮮卑・羯・〓(てい)・羌など異民族の侵攻により再び「五胡十六国」の大分裂時代に突入。五八九年の隋の統一まで混乱は続き、華北では龍門、雲岡など石窟寺院が造営され、江南では陶淵明、顧〓之らで名高い六朝文化が栄えるなか、蛮と漢が融合した新たな中華世界が形作られていく。
第1章 魏晋南北朝時代の幕開け
[日販商品データベースより]第2章 胡漢の抗争
第3章 胡漢の壁を越えて
第4章 江南貴族制社会
第5章 南朝後期の政治と社会
第6章 江南の開発と民族間抗争
第7章 北魏孝文帝の改革
第8章 北朝後期の政治と社会
第9章 古代東アジアと日本の形成
第10章 中華世界の拡大と「新」世界秩序
講談社創業100周年企画「中国の歴史・全12巻」の学術文庫版。第3回配本の第5巻は、220年の後漢滅亡から隋の天下統一(589年)にいたる大分裂の時代を取り上げる。
前漢・後漢の400年の大帝国は、後漢末期の混乱の中に崩壊し、魏・蜀・呉が争う三国時代を経て、晋の司馬炎による再統一をみるが、まもなく匈奴・鮮卑・羯・羌など異民族の大侵攻を招いていわゆる「五胡十六国」の大混乱時代に突入する。
華北はやがて鮮卑が建てた北魏が統一し(439年)、東魏、西魏、北斉、北周と興亡を繰り返す。一方、江南には漢民族の王朝である宋に続き、斉、梁、陳と次々に王朝が交替する。胡漢の勢力がたがいにしのぎを削るなかで、華北では雲岡や龍門の壮麗な石窟寺院が営まれ、江南には建康(現在の南京)を中心に陶淵明、顧ガイ之らで名高い六朝文化が栄える。
この魏晋南北朝時代は、日本列島には邪馬台国や倭の五王が登場し、朝鮮半島には高句麗・百済・新羅が興って、東アジアの「世界秩序」が形成された。その中心をなす「中華」も分裂と融合を繰り返し、非漢民族が漢化(中国化)するなかで拡大し、新たな中華世界を形作っていったのである。現代に続く中華意識と民族問題を視野に、東アジア世界の秩序の源流へとさかのぼる一冊。〔原本:2005年2月、講談社刊〕