- 孔子廟と帝国
-
国家権力と宗教
台湾学術文化研究叢書 黄進興著作選集 2
- 価格
- 5,500円(本体5,000円+税)
- 発行年月
- 2020年10月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784497220189
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[BOOKデータベースより]
如何にして孔子廟が中華帝国の礼制に組み込まれていったのか、ひいては政治に取り込まれていったのかを、孔子廟を巡る様々な歴史的事象を丹念にたどりながら論考を加える。付録に太公望呂尚を祀る「武廟」についての論考を収める。
第1章 孔子廟の祭祀と帝国の礼制
[日販商品データベースより]第2章 道統と治統の間―明嘉靖九年(一五三〇)の孔子廟制度改革に見る皇帝権力と祭祀儀礼
第3章 清初政権におけるイデオロギーの探究―政治化する道統観
第4章 孔子塑像の撤廃と聖師祭
第5章 『野叟曝言』と孔子廟文化
第6章 荀子―孔子廟従祀の欠席者
附録 武廟の興起と衰退(七世紀から十四世紀まで)―政治文化の視点から
黄進興氏が自ら厳選した孔子廟研究に関する14編の論考を「黄進興著作選集」として、二冊に分けて刊行。これらの論考は、儒教の宗教としての特質を歴史的に儒教が果たしてきた役割に即して解明し、国家宗教としての儒教の本質を明らかにし、孔子廟を政治と宗教とが交わる重要な場としてとらえ、孔子廟従祀制度の変遷に沿って、中国思想史の展開を跡づけている。
『黄進興著作選集』の第二冊にあたる本書『孔子廟と帝国』は、如何にして孔子廟が中華帝国の礼制に組み込まれていったのか―政治に取り込まれていったのか―を、孔子廟を巡る様々な歴史的事象を丹念にたどりながら論考を加える。同時に、孔子廟に従祀される者の人選自体が、その時々の時代思潮・学術観、ひいては政治思想を反映するものとしての代表的事例(荀子・朱子の扱い、嘉靖年間の改変など)を挙げて論考を加えている。付録として、太公望呂尚を祀る「武廟」についての文章を収める。文廟である孔子廟との違いを明らかにしている。