- カントの思考の漸次的発展
-
その「仮象性」と「蓋然性」
論創社
船木祝
- 価格
- 2,750円(本体2,500円+税)
- 発行年月
- 2020年10月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784846019655
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[BOOKデータベースより]
ドイツの哲学者カントの思考の足跡を辿る。
第1章 17・18世紀の百科事典及び著作におけるverisimileとprobabileの概念―概念史及び源泉史の問題(言語辞典におけるverisimileとprobabileの概念;事典におけるverisimileとprobabileの概念;クリスティアン・トマージウスにおけるverosimile(wahrscheinlich)とprobabile(probabel)の概念―前者の概念が有する二つの側面;クリスティアン・トマージウスにおけるverosimile(wahrscheinlich)とprobabile(probabel)の概念―前者の概念が有する二つの側面;クリスティアン・ヴォルフにおけるドイツ語「蓋然性(Wahrscheinlichkeit)」とラテン語「蓋然性(probabilitas)」の同一視;バウムガルテンとマイヤーにおけるverisimileとprobabileの概念;クリスティアン・アウグスト・クルージウスにおける)
[日販商品データベースより]第2章 カントの思考の道程におけるverisimilitudoとprobabilitasの概念―ほぼ1770年代初頭における「仮象的(scheinbar)」と「蓋然的(wahrscheinlich)」の概念(統計学的言語分析;「仮象性(verisimilitudo,Scheinbarkeit)」と「蓋然性(Wahrscheinlichkeit)」との区別の最初の登場―『レフレクシオーン』2591番;懸賞論文(1762/1764年)における数学と形而上学との方法論的区別;ほぼ1770年代初頭における「仮象的(scheinbar)」と;「蓋然的(probabile:wahrscheinlich)」の概念;1770年代初頭における「臆見」と「信じ込み」の概念―マイヤーとの対決;ほぼ1770年代初頭における「道徳的確実性」の概念の不明確さ)
第3章 カントの思考の道程におけるverisimilitudoとprobabilitasの区別―ほぼ『純粋理性批判』出版の時期における「仮象的(verisimile:scheinbar)」と「蓋然的(probabile:wahrscheinlich)」の概念(ほぼ『純粋理性批判』出版の時期における「仮象的(verisimile:scheinbar)」と「蓋然的(probabile:wahrscheinlich)」の概念;ほぼ1780年代初頭における「臆見」と「信じ込み」の概念;『純粋理性批判』出版の時期における実践的に十分な「確信」と、単なる「信じ込み」との明確な対置―最終吟味としての賭け;1780年代及び1790年代における「仮象的(verisimile:scheinbar)」と「蓋然的(probabil:wahrscheinlich)」の概念)
人は不確実性を前にして、何を尺度にしてどのように振る舞ったらいいのか。この問いに長年にわたって、試行錯誤をしながら取り組んだ18世紀のドイツの哲学者カントの思考の足跡を辿る。