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[BOOKデータベースより]
(総破壊)の「イデオローグ」が帰ってきた!「戦後最年少のイデオローグ」として登場してから50年、「新鮮な思想」に飢える現状を前に、再び破壊力を秘めて登場。
1 哲学問答2020(3月―物理力を禁欲的に内包しない思想は憂鬱を分泌する;4月―生存の塹壕戦のような時代;5月―「逃亡」は戦後に対する一個の思想である;6月―政治は嘘を内包する;7月―近代思想は差別そのものである;歴史の事実と歴史の意味は違う)
2 哲学問答詳論(3月―ユンガーと伝説の編集者との出会い;4月―ダダの原理性を確立するためには;5月―半ば永遠の退屈さの漂う最前線;6月―イロニーは世の中にいながらいないようなことだ;7月―アジールとしての東方会;8月―「彼らの兵站はどうなっているのか」)
3 人名・著作名索引
若手に熱烈な支持者を持つイデオローグの「哲学問答」。扱う領域は、政治、哲学、思想、歴史、文学、映画など多岐にわたり、その広さと読書量に圧倒される。「保守」という名の新たなナショナリズム、「差別」を助長するレイシズム。一方で「マルクスに帰れ」という空しい叫び……。「ファシズム」即「悪」の名のもとに、葬り去られたドイツの哲学・思想状況、日本ファシズム思想を再検討し、自らの運動体験の「歴史的継承」とアナキズムを媒介に独自の思想運動を展開。「ウイルス塹壕戦」下で格闘する日々の営為を記録した好著。
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