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[BOOKデータベースより]
我々には、課題がある現場に身を置き、そこから考え行動することが求められているのだ。社会に向きあう在り方を10人のフィールド=ワーカーから学べ。
はじめに―現場と社会のつなぎ方
[日販商品データベースより]1章 字義通りのフィールド=ワーカー 中村哲
2章 微笑み越しの覚悟と戦略 波平恵美子
3章 調査する側とされる側、観念的同一化と共感 本多勝一
4章 「決して往生できない魂魄」を知の合わせ鏡として刻む 石牟礼道子
5章 うちなる壁の向こうへ‐知米派知識人の「脱米入亜」 鶴見良行
6章 遠くから眺め、近寄って凝視し、比較して考える 中根千枝
7章 「二番煎じは、くそくらえ、だ」 梅棹忠夫
8章 21世紀に届く文明論的・生命論的応答 川喜田二郎
9章 ニヤッと笑って「いかがわしい奴っちゃのお」 宮本常一
10章 想外の挑戦‐戦地の民族政策と民族研究所設立運動 岡正雄
自前の思想の「向こう側」へ―おわりに
今,学問は科学は,社会と本当に向き合っているだろうか? 社会を解釈するに止まってはいないだろうか? グローバル化,ネオリベラル経済,AIシステムが暮らしの場に浸透する一方,地球環境問題は深刻化し災害やパンデミックが社会を脅かす。こうした状況がもたらす危機と可能性を前にして,我々には,課題がある現場に身を置き,そこから考え行動することが求められているのだ。時代の激動に思いがけず巻き込まれながら,時代と強く向き合った10人の先人――中村哲,波平恵美子,本多勝一,石牟礼道子,鶴見良行,中根千枝,梅棹忠夫,川喜田二郎,宮本常一,岡正雄――に学び,学問・科学の責務を問う。