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[BOOKデータベースより]
女性作家の物語には優れた作品、興味深い作品が多い。これまで分析対象とされてこなかった、女性作家の児童文学・教科書教材を中心とした物語の読解を行う。また、女性というカテゴリーに注目し、男らしさ・女らしさ、典型をめぐる争闘、通過儀礼や行動様式を論じる。
1 安房直子(創作の方法;時間と共同体―小学校童話教材;スペクタクルと覚醒―中学校教材;無気力なファンタジー)
[日販商品データベースより]2 あまんきみこ(不可視を可視化すること―あまんきみこの世界;日常空間のファンタジー性、あるいは空間の変質―『鳥よめ』『空の絵本』;比喩と虚構―「わたしのかさはそらのいろ」「おかあさんの目」;物語の効能と主体形成―「いっかい話、いっかいだけ」「青い柿の実」「夕日のしずく」;外部空間化された意識・記憶―『だあれもいない?』;夢・白昼夢の物語―「口笛を吹く子」;連作による幻想長編の構成―『北風をみた子』;メタフィクションの挑戦―『もうひとつの空』)
3 儀礼・儀式とステージ(透明と障害―香魚子;輝くことの物語と過剰―劇場版『花咲くいろはHOME SWEET HOME』;終わらないことの夢想―吉本ばなな;らしさを生きる/らしさに抗う―山内マリコ)
4 小川洋子(虚構の民俗的カテゴリー―「百科事典少女」;グロテスクのゆくえ―「愛されすぎた白鳥」「果汁」;媒介者の機能―「缶入りドロップ」「トランジット」「博士の愛した数式」「巨人の接待」「ハキリアリ」;プロットの修辞学―『アンジェリーナ』;パサージュと窪み―『最果てアーケード』)
児童文学の女性作家たちはどのような物語を紡ぎ出したのだろうか。児童文学は一見子供向けとされるが、実際には別世界への飛翔だけでなく、時にメランコリックで無気力な人物を描き、死や記憶にまつわる物語が編まれていた。本書は、教科書教材に採用されることも多い安房直子・あまんきみこ・小川洋子の作品と共に、吉本ばなな・山内マリコの小説、岡田麿里脚本のアニメ、香魚子の少女漫画を取り上げ、女性児童文学の様相を探る。