- 光エネルギー変換における分子触媒の新展開
-
天然光合成を凌駕する反応系の構築を目指して
CSJカレントレビュー 38
- 価格
- 4,620円(本体4,200円+税)
- 発行年月
- 2020年09月
- 判型
- B5
- ISBN
- 9784759813982
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[BOOKデータベースより]
1 基礎概念と研究現場(フロントランナーに聞く(座談会);酵素活性中心の改変による高活性人工金属酵素の創製;統合型光触媒系の原理 ほか)
[日販商品データベースより]2 研究最前線(酸素発生型PS2の構造解析と機能;人工光合成のための機能統合型金属錯体触媒の開発;人工ヒドロゲナーゼ:金属錯体とタンパク質・ペプチドのハイブリッド型水素発生触媒 ほか)
3 役に立つ情報・データ(この分野を発展させた革新論文24;覚えておきたい関連最重要用語;知っておくと便利!関連情報)
近年,地球環境や温暖化への世間の関心が高まるにつれ,これらへの影響を緩和するために,高選択性の分子触媒を開発しようとする動きが高まっている.これまでに知られている触媒の中で最も高選択的に反応を行わせることができる分子触媒は,生体触媒である酵素である.酵素では有機物であるタンパク質により,活性中心に近づくことができる反応基質の選択や,反応基質の配向が精密に制御されている.この酵素の活性中心を人工的な分子触媒へと置換することで,天然の酵素を凌駕するより高活性かつ高選択的な触媒を生み出そうとする試みがなされている.
本書では,主にエネルギーに関連する分子触媒に関して,その機能統合化の観点から現状と課題をまとめ,今後を展望する.