- 中国革命と写真
-
黎明期から文革まで
彩流社
岡井耀毅 岡井禮子
- 価格
- 2,750円(本体2,500円+税)
- 発行年月
- 2020年08月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784779127007
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[BOOKデータベースより]
民衆の自覚と革命への鼓動、中国共産党の成立、満州事変から抗日・日中戦争の勝利後、内戦をへて1949年に中華人民共和国が成立した。さらに1966年から文化大革命が全土に吹きあれ、そして改革開放政策をへて現代へ。こうした激変する時代に写真家たちがいかにかかわり何を遺したか!写真60点収載!
第1章 黎明期 民主独立闘争の中で目覚めていく中国写真界
[日販商品データベースより]第2章 発展期1 芸術から報道へと傾斜していく激動の時代
発展期2 先鋭化するナショナリズムとニュース写真
中国写真家が捉えた民衆の暮らし(一九二八〜一九三六年)
第3章 展開期 革新勢力に呼応した「国防写真」
第4章 苦難期1 革命の聖地延安を目指した映画人・写真家たち
呉印咸が撮影した延安の中国共産党軍(一九三八〜一九四三年)
苦難期2 『中国の赤い星』が世界に知らせた革命の大義
苦難期3 延安から新政府樹立まで―革命を支援した解放区の写真政策
苦難期4 吹き荒れる文革の嵐と写真家たち
第5章 開放期 聞こえはじめた自由化への胎動
密接に重なり合う激動の中国と写真家たち!
「当時中国は鎖国状態で、アヘン戦争で敗れ、不平等条約のもとで
写真の黎明期を迎えた。
そして外国人が経営する写真スタジオの助手や、
第二次アヘン戦争の従軍カメラマンなどから写真を学んだ中国人たちが、
中国写真の源流となっていった過程と実情が、
岡井流のドキュメンタルな筆致によって詳細に書かれている。
清朝の崩壊、共産軍の写真工作隊の活動および、
日本の満州侵略を画報で報じ一般大衆に広く知らしめたことなど、
時代の変遷に写真家たちがいかにかかわったかという事実は、
写真人のみならず興味を惹き付けられるに違いない。
また、周恩来総理の死、天安門事件とアマチュア写真家の活躍等々、
この時代になると岡井は生きた証人から直接取材した内容が多くなり、
生きた歴史書を読んでいるように身に迫って感じてくる。」(田沼武能)
写真60点収載!