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[BOOKデータベースより]
宮崎駿、高畑勲らが台頭した東映動画の躍進。エイケン、東京ムービー、タツノコプロ、ピープロ、スタジオ・ゼロなどの誕生。手塚治虫による虫プロ設立から倒産まで。―その黎明史を描く。過酷な制作環境の中で、「動くマンガ」に執念を燃やし、テレビアニメ産業を創出した情熱家たちの物語。
第1部 神話時代(手塚治虫が見たアニメ史―一九四五〜一九五三年;テレビ時代到来―一九五四〜一九五八年;最初の手塚アニメ『西遊記』―一九五九〜一九六〇年;「虫プロ」への道―一九六〇〜一九六一年)
[日販商品データベースより]第2部 建国期(『鉄腕アトム』革命前夜―一九六二年;トキワ荘再結集「スタジオ・ゼロ」―一九六三年;「TCJ」と若きSF作家たち―一九六三年;出遅れた「東映動画」―一九六三年;「ピープロ」参入、「東京ムービー」設立―一九六四年;“宇宙SFブーム”と「タツノコプロ」―一九六五年)
第3部 開拓時代(ライバルは“怪獣ブーム”―一九六六年;『オバQ』から『パーマン』へ―一九六七年;『009』の孤独な闘い―一九六八年;海外児童文学のアニメ化『ムーミン』―一九六九年;“スポ根”の熱狂―一九七〇年)
第4部 過渡期(『ルパン三世』で始まる新時代―一九七一年;『マジンガーZ』と玩具ロボットの蜜月―一九七二年;“建国の英雄”の退場―一九七三年)
アニメに憧れたマンガの神様の“功”と“罪”
宮崎駿、高畑勲らが台頭した東映動画の躍進。エイケン、東京ムービー、タツノコプロ、ピープロ、スタジオ・ゼロなどの誕生。手恷。虫による虫プロ設立から倒産まで――その10年にわたる黎明史を描く。日本テレビアニメ史の決定版!
過酷な制作環境の中で、「動くマンガ」に執念を燃やし、テレビアニメ産業を創出した情熱家たちの物語。
マンガ×SF×週刊誌×テレビ――メディアミックスで「アニメ」が生まれる軌跡!
テレビアニメの歴史が、間もなく六〇年になろうとしている。
最初の国産連続テレビアニメは、一九六三年一月一日放映開始の『鉄腕アトム』であり、この年が「テレビアニメ元年」となる。『アトム』が大ヒットすると、早くもその年の一〇月に『鉄人28号』、一一月に『エイトマン』と『狼少年ケン』が始まった。
『鉄腕アトム』は手恷。虫のマンガを原作とし、手恷。虫が創立した虫プロダクションが制作したテレビアニメである。手恷。虫は戦後のストーリーマンガの始祖であると同時に、日本のテレビアニメの創始者でもあった。
テレビアニメ『鉄腕アトム』放映開始四年前の一九五九年春、小学館の「週刊少年サンデー」と講談社の「週刊少年マガジン」が同時に創刊された。「サンデー」「マガジン」創刊により、「少年雑誌」は週刊誌時代を迎えた。この二誌の創刊号の発売は一九五九年三月一七日で、四月一〇日に「皇太子(平成時代の天皇)ご成婚」があり、そのパレードを見るために、多くの人がテレビを買った。
一九五九年の「ご成婚」から六四年の東京オリンピックまでの五年で、ほとんどの家庭がテレビを持つようになった。テレビの普及は人びとの生活を、「月」単位から「週」単位へと変え、出版社はそれに合わせて週刊誌を次々と創刊した。
そのテレビ・週刊誌時代に勃興した新しい文藝ジャンルが、週刊誌の連載マンガであり、テレビアニメだった。
日本のテレビアニメは、創始者である手恷。虫がマンガ家だったこともあり、マンガと密接な関係を持ちながら発展していく。テレビアニメの大半はマンガを原作にしており、オリジナル作品であっても、マンガ家によるコミカライズが雑誌に連載されるケースが多く、最初期からメディアミックスがなされていた。
この本はそのテレビアニメの黎明期を歴史として描くものである。
約六〇年の歴史を持つテレビアニメの「黎明期」とはいつまでなのか。本書では、虫プロダクション倒産の一九七三年を黎明期の終わりと定義する。そして、直接の後日譚として、『宇宙戦艦ヤマト』までを描き、黎明期から拡大期への移行を確認して終える。
黎明期のさらに前、敗戦直前の映画館から物語は始まる。群像劇となるので主人公はいないが、しいて挙げれば、手恷。虫が中心になる。〈「はじめに」より〉