金融機能による社会的課題の解決

人を幸せにするお金のあり方

白桃書房
岩坂健志　唐木宏一　

• 価格: 2,750円（本体2,500円＋税）
• 発行年月: 2020年08月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784561953074

内容情報

[BOOKデータベースより]

第１章　社会的課題と金融機能（いま世界で何が起きているのか？；社会的課題を解決する動き；金融の役割とは）
第２章　企業の社会的責任と金融機能（会社とは；企業の社会的責任；投資家の役割；社会的課題を解決するための企業への金融機能；時代の変化とこれからの企業向け金融）
第３章　課題解決に取り組む主体の広がりと支える金融機能（地域社会の主役たち（政府に加えて市民、さらに企業）；市民（互酬）メカニズムの活用；市場メカニズムの活用；金融（市場メカニズム）活用の前提；総括）
第４章　最新の金融テクノロジーと社会的課題の解決（ＩＴと金融（フィンテックの登場とその背景、それが可能にするもの）；フィンテックの様々な展開；暗号通貨とその応用；日本における可能性（人口減少社会と金融サービス）；金融新技術と課題解決、参照するべき考え方）
第５章　金融機能を補完する社会のあり方（幸福を考える；ソーシャル・キャピタル；持続可能な社会への先人の知恵；ＢＯＰビジネス；金融機能を補完する社会のあり方（まとめ））

[日販商品データベースより]

現代社会では、問題解決にお金、あるいは金融機能は欠かせない。特に社会的課題の解決に当たり、国家や政府の機能だけでは不十分な中、企業やＮＰＯが活躍する上で金融リテラシーは重要となる。

本書は、ＮＰＯに関わりつつ金融実務に携わっていた２人の教員が金融機能全般について、社会的課題の解決との関係性を初心者にも分かりやすくまとめている。クラウドファンディングやフィンテックなどの最新の金融技術も取り上げつつ、さらに金融ではカバーしきれない領域における、ソーシャル・キャピタルなどの取り組みについても紹介し、幅広く、「人を幸せにするお金のあり方」を示す。