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東北大学大学入試研究シリーズ 第3巻
金子書房 倉元直樹 宮本友弘
点
大学入試制度が変わるとき、受験が危機に瀕するとき…。新制度を目前に控えた今、入試を実施する側のリスクト、受験する側の不安を多角的な視座から考察する。本書は実践知としての「大学入試学」の試金石である。
第1部 共通テストの変革理念の軌跡(共通第1次学力試験の導入とその前後―何が期待され何が危惧されたのか;共通1次からセンター試験への改革は受験生と大学に何をもたらしたのか)第2部 高大接続改革と高校現場(生徒の学びと大学入試について―生徒の学びの本質を考える;地方公立高校における構え―入試制度変更への対応と課題;高等学校の現状と、今、大学に求めること)第3部 高大接続改革の多角的検証(英語入試改革の挫折から対策の可能性を探る;入試制度の変更と試験問題―国語(古典)に関する設問を中心に;入試を受ける側は「大学入試改革」をどのように捉えているか―学生質問紙調査結果の分析;東アジアの大学入試改革―多様化と「基礎学力」保障の両立は可能か)第4部 第30回東北大学高等教育フォーラム「入試制度が変わるとき」から(討議―パネルディスカッション)
2014(平成26)年12月に公表された中教審高大接続答申において入試改革が提唱され,新しい入試制度に至る工程表が示された。その工程表にしたがい,現在,大学や高校では新制度に向けての準備が進められている。2021年度に大学入学を志望する受験生が新制度における初年度の入試を受験することになる。入学志願者の準備に大きな影響を及ぼす変更については,2年程度前までには予告・公表する努力義務が大学に課せられている。しかし,新制度の詳細については詳らかになっていない事項も多い。 過去にも大きな大学入試制度の改変がなされてきた。戦前の旧制高校の入試制度は終戦に至るまで7回の改定が行われた。入試制度に対する不満が噴出し,そのつど対応策を繰り返した結果とされる。戦後は共通試験に限っても,進学適性検査,能研テスト,共通1次,センター試験と繰り返し導入,改廃が行われてきた。センター試験に代わる大学入学共通テストの導入は,それらに匹敵する大きな時代の転換点となる。 受験する側,入試を実施する側の双方にとって,制度変更は大きな不安要因とリスク要因として作用する。大学入試制度が大きく変わるとき,高校や大学の現場では果たして何が起こるのだろうか。進路指導を担う高校関係者にとっては,それまでの経験の蓄積だけでは新しい状況に十分対応できなくなるため,新たな対策が求められる。試験を実施する側は,時として大きな入試ミスのリスクを抱えることになる。新制度導入まで1年を切った現在,2021年度入試に向けて高校や大学の現場が考え,備えておくべき事柄は何か。確実な対応策を見出すことは難しいが,少なくとも,我々には過去の経験という貴重な財産がある。本書を通して高校と大学が直面する課題と今後の展望を描くことを試みる。
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[BOOKデータベースより]
大学入試制度が変わるとき、受験が危機に瀕するとき…。新制度を目前に控えた今、入試を実施する側のリスクト、受験する側の不安を多角的な視座から考察する。本書は実践知としての「大学入試学」の試金石である。
第1部 共通テストの変革理念の軌跡(共通第1次学力試験の導入とその前後―何が期待され何が危惧されたのか;共通1次からセンター試験への改革は受験生と大学に何をもたらしたのか)
[日販商品データベースより]第2部 高大接続改革と高校現場(生徒の学びと大学入試について―生徒の学びの本質を考える;地方公立高校における構え―入試制度変更への対応と課題;高等学校の現状と、今、大学に求めること)
第3部 高大接続改革の多角的検証(英語入試改革の挫折から対策の可能性を探る;入試制度の変更と試験問題―国語(古典)に関する設問を中心に;入試を受ける側は「大学入試改革」をどのように捉えているか―学生質問紙調査結果の分析;東アジアの大学入試改革―多様化と「基礎学力」保障の両立は可能か)
第4部 第30回東北大学高等教育フォーラム「入試制度が変わるとき」から(討議―パネルディスカッション)
2014(平成26)年12月に公表された中教審高大接続答申において入試改革が提唱され,新しい入試制度に至る工程表が示された。その工程表にしたがい,現在,大学や高校では新制度に向けての準備が進められている。2021年度に大学入学を志望する受験生が新制度における初年度の入試を受験することになる。入学志願者の準備に大きな影響を及ぼす変更については,2年程度前までには予告・公表する努力義務が大学に課せられている。しかし,新制度の詳細については詳らかになっていない事項も多い。
過去にも大きな大学入試制度の改変がなされてきた。戦前の旧制高校の入試制度は終戦に至るまで7回の改定が行われた。入試制度に対する不満が噴出し,そのつど対応策を繰り返した結果とされる。戦後は共通試験に限っても,進学適性検査,能研テスト,共通1次,センター試験と繰り返し導入,改廃が行われてきた。センター試験に代わる大学入学共通テストの導入は,それらに匹敵する大きな時代の転換点となる。
受験する側,入試を実施する側の双方にとって,制度変更は大きな不安要因とリスク要因として作用する。大学入試制度が大きく変わるとき,高校や大学の現場では果たして何が起こるのだろうか。進路指導を担う高校関係者にとっては,それまでの経験の蓄積だけでは新しい状況に十分対応できなくなるため,新たな対策が求められる。試験を実施する側は,時として大きな入試ミスのリスクを抱えることになる。新制度導入まで1年を切った現在,2021年度入試に向けて高校や大学の現場が考え,備えておくべき事柄は何か。確実な対応策を見出すことは難しいが,少なくとも,我々には過去の経験という貴重な財産がある。本書を通して高校と大学が直面する課題と今後の展望を描くことを試みる。