- セルロイドの海
-
- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2020年06月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784792795832
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[BOOKデータベースより]
ライブハウスを経営しつつも仕事はほぼリタイア状態にある“私”は、悠々自適な生活を送っている。70歳を過ぎ、自身が生きる上でテーマの一つである“旅”の集大成として、三度目となるピースボートの渡航でまだ見ぬ北極圏を目指す。全106日、23カ国を跨ぐ全長5万4,343キロの旅のなかで、古希を過ぎても好奇心旺盛な“私”が再び恋に目覚め、晩秋に差し掛かった自身の人生航路を改めて見つめ直す。恋と海と風をテーマにしたピュアでイノセントな“航海文学”、ここに誕生。
[日販商品データベースより]"ライブハウスを経営しつつも仕事はほぼリタイア状態にある〈私〉は、悠々自適な生活を送っている。70歳を過ぎ、自身が生きる上でテーマの一つである〈旅〉の集大成として、三度目となるピースボートの渡航でまだ見ぬ北極圏を目指す。
ピースボート〈オーシャンドリーム号〉には1,000人余りの乗客がいたが、その7割が60歳以上の老人という〈動く養老院〉だった。
船内の様々なレクチャーに興じるなか、〈私〉は習字サークルで敬虔なクリスチャンである〈晴美〉と出会う。度重なる夫の浮気に辟易し、夫から逃げるようにピースボートへ乗り込んだ60歳過ぎの清楚な女性だ。
幾度かの〈晴美〉との逢瀬に、何十年ぶりかの恋の悦楽を思い出した〈私〉は我を忘れて老いらくの恋に身を投じる。一時は互いに惹かれ合うものの、「この恋は神が許さない」という〈晴美〉の頑なな信条により、二人の距離は次第に離れていく。
〈晴美〉と入れ替わるように〈私〉の前に現れた〈麗子〉は、生涯独身を貫く63歳。〈私〉とは趣味嗜好もライフスタイルも正反対だが、その天真爛漫な性格に少しずつ惹かれていく。"