- 山に立つ神と仏
-
柱立てと懸造の心性史
講談社選書メチエ 727
- 価格
- 2,145円(本体1,950円+税)
- 発行年月
- 2020年05月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784065198995
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[BOOKデータベースより]
柱を立てるとはどういう行為だったのか。神を祀り天地の通路を探った古代人の憧憬は、高く太い柱を求め、さらに神仏の近くへと山に分け入る。山中の聖なる岩座に建てられる堂舎は懸造と呼ばれ、人々が観音や権現に伏し、籠もり、修行する拝所となる。山中の岩、窟、湧水に神仏を感じ霊験を求める日本人。形としての山岳建築に、浄所への畏敬と崇拝の心性を読む。
第1章 遥拝すること・立てること―神を祀る柱
[日販商品データベースより]第2章 山の浄所に籠もる浄行僧
第3章 「懸造」という名称の由来
第4章 岩座と湧水信仰の建築
第5章 仏堂と社殿の重層空間―神仏混淆の中の懸造
第6章 祀り拝む場のしつらえ
第7章 近世懸造の姿はどう変わったか
終章 垂直性に惹かれる心
柱を立てるとはどういう行為だったのか。神を祀り天と地の通路を探った古代人の憧憬は、高く太い柱を求め、やがて神仏の近くへと山に分け入っていく。
山中に見出される聖なる岩座、そこに建てられる堂舎は懸造と呼ばれ、人々が観音や権現に伏し、籠もり、苦修錬行する拝所となる。
岩、岩窟、湧水に神仏を感じ霊験を求める日本人、形としての山岳建築に、浄所への畏敬と崇拝の心性を読む。