- 西洋音楽理論にみるラモーの軌跡
-
数・科学・音楽をめぐる栄光と挫折
音楽之友社
伊藤友計
- 価格
- 2,860円(本体2,600円+税)
- 発行年月
- 2020年05月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784276102576

この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
-
脳と音楽
-
伊藤浩介
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2024年10月発売】
-
西洋音楽の正体
-
伊藤友計
価格:1,925円(本体1,750円+税)
【2021年02月発売】
-
音楽教程
-
ボエティウス
伊藤友計
価格:1,496円(本体1,360円+税)
【2023年11月発売】
-
和声論
-
ジャン=フィリップ・ラモー
伊藤友計
価格:8,800円(本体8,000円+税)
【2018年09月発売】
-
音楽する脳と身体
-
田中昌司
伊藤康宏
価格:2,530円(本体2,300円+税)
【2022年11月発売】
ユーザーレビュー
この商品に寄せられたカスタマーレビューはまだありません。
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。

[BOOKデータベースより]
西洋音楽史上、最大の理論家の一人、J.‐Ph.ラモー(1683‐1764)の“音楽の統一理論”探究の歩み。協和とされる音程はどのように定義されてきたか?なぜ“ド・ミ・ソの和音”が西洋音楽において特権視されるのか?
1 序論
[日販商品データベースより]2 ラモーのプロフィールと音楽理論書
3 ラモーに至る数比の伝統/ピュタゴラスとザルリーノ
4 『和声論』(1722)におけるモノコルド分割の伝統の継承
5 『和声論』以後の動向/音響物理学の知見と音楽理論
6 『新体系』(1726)における音響物理学
7 ラモー理論における倍音現象の諸問題/『和声の生成』(1737)以降
8 ラモーのこれまでの歩みと晩年の15年
9 エピローグ
ラモーという人物と、彼の音楽理論への導入となる一冊。『和声論』を完訳した気鋭のラモー理論研究者による書き下ろし。
扱われる内容は、「自身以前の数世紀にわたる西洋音楽理論における“数比の伝統”に則るかたちで理論家としてスタートしたラモーが、西洋近代を画することになる科学革命や18世紀フランス啓蒙主義の只中でいかに“音楽理論と科学”の統合を目指したか(そしてこの試みが必ずしも成功しなかったか)」。
中心となるテーマは「協和的とされる音程はどのように定義されてきたのか」、そして「なぜ“ド・ミ・ソの和音”が西洋音楽において特権視されるのか」。
数比の伝統(ピュタゴラスとザルリーノ)に言及した後、ラモー理論の一大特徴である、中世の伝統から科学への転換を追う。
終盤ではラモーへの批判も取り上げる。ラモー理論の弱点・欠陥を正確に捉えることは西洋音楽理論が抱え込んでいる諸問題を理解するためにも重要である。