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- フードシステムの構造と調整
-
- 価格
- 4,180円(本体3,800円+税)
- 発行年月
- 2020年04月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784812219102
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[BOOKデータベースより]
シリーズ序 フードシステム研究の対象と方法(フードシステム研究の構造論的アプローチ―フードシステムの存続、関係者の共存;フードシステムの垂直的調整―価格形成システム;フードシステムの垂直的調整−品質調整システム)
[日販商品データベースより]第1部 フードシステムの構造のコモディティ分析(伝統産品:梅干しのフードシステム―「空間構造」に着目して;大かぶと千枚漬のフードシステム―伝統地域産品の供給体制とその課題;コーヒーのグローバル・フードシステムにおける価格・品質形成の仕組み―「キリマンジャロ」のフェアトレードの意義と課題;日本向け台湾産愛文マンゴーのフードシステム―F農産物輸出会社を中心とする取引経路とマージン)
第2部 価格形成―交渉はどう行われるか(牛乳価格と酪農家の疲弊―小売業者の低価格販売・消費者の価格判断・市場のパワーバランス;生協産直における価格形成方法の実態―京都生協と生活クラブの産直牛乳取引を事例に;鶏卵市場における食品小売業者の市場支配力の推計;小売企業による牛乳の買手市場支配力と価格伝達―推測的変動による不完全競争市場への接近;フードシステムにおける市場支配力・垂直的関係と農協)
第3部 品質調整―調整はどう行われるか(フードシステムにおける品質調整の課題と調整の枠組み―コンヴァンシオン理論のアプローチを借りて;地域ブランドの品質規定における正当化の論理―賀茂なすの伝統産地と新興産地を事例として;伝統性・地域性をもつ食品の品質調整−千枚漬原料・大かぶを事例に;食品選択と食農システムの未来―食農システムの調整と心理的行動、制度の役割)
フードシステムの実際を分析し、システム全体の構造を明らかにする。また、実際に稼働する際に、どのように構造が調整され、システムとしての機能を維持するのか、最終的にどのように価格は形成されるかのを明らかにする。
現在のフードシステムにおいて、システムの実際に即して全体を論じたものはまだないといってよく、さらに価格形成まで踏み込んだモノは皆無と言ってよい。
本書は水準の高い専門書であるが、食の安全で安定した供給が求められる現代では、食品産業や生協、JAといった関係団体も避けては通れない問題となっている。