- 世界社会の宗教的コミュニケーション
-
共鳴の醸成
聖学院大学出版会
土方透
- 価格
- 3,520円(本体3,200円+税)
- 発行年月
- 2020年03月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784909891044
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[BOOKデータベースより]
ポスト宗教時代の宗教―本書の前提
[日販商品データベースより]第1部 宗教の機能喪失とその未来(世俗化と宗教の未来;世界の脱呪術化、近代の学問、宗教の未来;脱宗教化という宗教と宗教が拓く未来―日本のパラドクス)
第2部 宗教から語る(他の宗教に語りかけることはできるか;ルターの自由理解は文化の壁を超えられるか;日本のキリスト教に見る世俗と超越)
第3部 宗教が拓くコミュニケーション(宗教は不可欠か;宗教的コミュニケーションの社会的重要性;世界社会における人権、人間愛、そしてキリスト教)
宗教的コミュニケーションの共鳴
人はそれぞれ何か唯一のものを信じている。相対性も絶対的に、多様性も一元的に主張する。唯一の神が複数存在し、そのなかで人々がうごめく世界社会。誰もが共存を欲し、しかし自己の優越性は疑わない。包摂に逆らうものは排除され、寛容に抗うものは容赦されない。共有や通底、共同の感情形成は望めなくとも、せめて共鳴は可能か。宗教が拓く世界社会のコミュニケーションを論じていく。