- 在庫状況:在庫あり(1〜2日で出荷)
- 時空を翔ける中将姫
-
説話の近世的変容
ブックレット〈書物をひらく〉 22
- 価格
- 1,100円(本体1,000円+税)
- 発行年月
- 2020年03月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784582364620
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 「曽良旅日記」を読む
-
価格:5,940円(本体5,400円+税)
【2013年09月発売】
- 俳人今井柳荘と善光寺の俳人たち
-
価格:1,980円(本体1,800円+税)
【2017年06月発売】
[BOOKデータベースより]
当麻曼荼羅の制作を発願した中将姫の物語は、室町時代以降、今日知られる継子譚の要素をそなえ、とりわけ近世には広く流布してゆく。絵解きされる掛幅絵や絵伝の制作に、いくつもの地に伝承される中将姫の「霊場」に、説話の実現態の種々相に、死後の安楽を願う人々の多様な心意を読み解く。
1 蓮がいざなう浄土―中将姫説話の世界(蓮糸の曼荼羅;中将姫説話とは ほか)
[日販商品データベースより]2 つながる人々―説話画を読み解く(来迎図に込められた家族のドラマ;北出嘉兵衛のこと ほか)
3 中将姫を慕う人々―説話から伝承へ(国境のひばり山;五條市の仲山家 ほか)
4 尼寺へ集う人々―説話から広がる信仰(宇陀の青蓮寺と中将姫;絵巻・絵伝のメッセージ ほか)
当麻(たいま)曼荼羅から発して浄瑠璃などに変奏され、薬まで生み出した中将姫の物語。そこには人々のどんな信仰や営みが息づいているか。名所化した説話の里の様態から読み解く。