- 太宰を読んだ人が迷い込む場所
-
- 価格
- 1,034円(本体940円+税)
- 発行年月
- 2020年03月
- 判型
- 新書
- ISBN
- 9784569846637
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[BOOKデータベースより]
太宰治の全作品から、「生れて、すみません。」(『二十世紀旗手』のエピグラフ)や「八月のおわり、私は美しいものを見た」(『満願』)といった忘れ難い文言を抽出し、太宰の「毒」の魅力を解説。『新釈諸国噺』の中の『貧の意地』のような笑える作品や、よくわからない不思議な作品も網羅する。
1つ目の穴 太宰を読むと、「落ちていく人生」がリアルに味わえる―『東京八景』
[日販商品データベースより]2つ目の穴 太宰を読むと、革命を起こしたくなる―『斜陽』
3つ目の穴 太宰を読むと、ダメ人間でも救われた気になる
4つ目の穴 太宰を読むと、自殺願望の奇妙さを実感する
5つ目の穴 太宰を読むと、プライドの厄介さが身に染みる
6つ目の穴 太宰を読むと、「世間の怖さ」に共感してしまう―『人間失格』
7つ目の穴 太宰を読むと、女性がますますわからなくなる
8つ目の穴 太宰を読むと、古典の魅力に惑溺する
9つ目の穴 太宰を読むと、津軽人の本性に驚く―『津軽』ほか
10個目の穴 太宰を読むと、わけのわからなさがクセになる
太宰の作品を読むと、何かに迷い込んだような心持ちがするのではないか。とめどない堕落、自意識やプライドという厄介な存在、世間とのずれ、さらには日本語のリズムの見事さが綾なす物語世界に入り込めば、何も感じずに素通りすることはできないだろう。
太宰治の全作品から、「人非人でもいいじゃないの。私たちは、生きていさえすればいいのよ。」(『ヴィヨンの妻』)、「生れて、すみません」(『二十世紀旗手』のエピグラフ)、「八月のおわり、私は美しいものを見た」(『満願』)といった忘れ難い文言を抽出し、その魅力を解説。『新釈諸国噺』の中の「貧の意地」のような笑える作品や、よくわからない不思議な作品も網羅する。