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[BOOKデータベースより]
1 中世、迷宮への旅(継承される歌枕―御所伝来の「吉野図屏風」の情景描写をめぐって;平安期天皇主催の晴儀の歌合―その舞台装置としての洲浜台をめぐって;ヌエ考―怪鳥の声をめぐって;高野山・谷之者の原風景―図像と文献史料からの検討;『大黒舞』と清水寺の大黒天信仰―大黒天と恵比寿の原像をめぐって;善妙伝説と新羅の信仰習俗;『諸社口決』と密教的社参作法の展開)
[日販商品データベースより]2 能、その多面体(能とオラトリオ試論―合唱・ナレーション・宗教的機能という観点から;猿楽者による「文字」論の一端―「文字」によって謡を語る;世阿弥の稚児役者論とその時代;能「三山」と融通念仏;夜の雨枕うくほど音はこぼれて―金春禅竹の「雨」をめぐる試論;一休宗純が能に求めたもの―能「通小町」関連詩三首の検討から;観世寿夫と“江戸”;「現代思想」と能―一九七〇〜八〇年代を中心に)
3 橋の会、創造への道(「橋の会」という現場;鼎談 橋の会の二十四年を振り返って;橋の会公演記録)
めくるめく中世へ
能をはじめとする芸能・文化研究を牽引してきた編者。中世日本の芸能や文化を、文学・芸能・歴史・宗教など様々な角度から論じて、いまなお未知の世界がひろがる中世日本の闇と魅力に切り込む。