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[BOOKデータベースより]
大学や教会で結婚するカップルたちの講座を長年担当してきた著者が、人間の究極の結びつきである結婚の本質を考察。二人の絆篇では、東西の哲学や宗教思想をひもとき、実際の御夫婦の証言も手がかりに、「出会い」という場の開けと、「夫婦」という共同体のすばらしさを探究する。
序章1 本物の出会いとは?―結婚のスターティング・ポイント(個と個が出会うということ)
[日販商品データベースより]序章2 人間の生涯をどう受けとめるか
第1章 結婚という全人的営み―発展する共生の中での“結婚”に固有の意味(共に“住まう”ということ;かけがえのない“わたし‐なんじ”の共生の核―結婚に固有な意味へ向けて)
第2章 愛の成長と深化―結婚の内面性(愛の成熟についての断章?;結婚へと至る愛;結婚生活においてこそ育まれる愛へ向けて)
第3章 結婚式の意義―カトリック教会での挙式の心象風景(カトリック教会での結婚式を成り立たせる諸要因;結婚式の意義と心構え)
結婚って何だろう。未婚者や離婚の増加、LGBTにも目くばりしつつ、実際の夫婦のケーススタディや、社会思想や宗教哲学など多様な側面から結婚のすばらしさを明らかにする、一般の読者にこそ読んでほしい哲学の本。
前篇にあたる二人の絆篇は、アドルノや西田哲学、教皇フランシスコの言葉などを参照しつつ、「出会い」という場の開けから、夫婦という共同体の本質の探究、そして現実の教会結婚式の式次第に則り、その意味を紹介する。二組の夫婦のコラム付。