この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 入門 日本美術史
-
価格:1,430円(本体1,300円+税)
【2024年12月発売】
- 増補カラー版 九相図をよむ
-
価格:1,914円(本体1,740円+税)
【2023年07月発売】
- 日本の文化を発信!鳥獣戯画と絵巻物
-
価格:5,280円(本体4,800円+税)
【2021年01月発売】
- 病草紙
-
価格:27,500円(本体25,000円+税)
【2017年04月発売】
- まんが訳酒呑童子絵巻
-
価格:1,078円(本体980円+税)
【2020年05月発売】
[BOOKデータベースより]
日本美術史は、仏教との関係を看過して語りえない。漢訳仏典を淵源とする図像が絵巻や掛幅に広く用いられ、時に、世俗の文学や伝承とも結びついて多義的な意味と霊性を獲得した。因果応報観に基づく絵巻、六道輪廻と救済を説く六道絵、朽ちてゆく死体を描く九相図など、中世日本における闇の表象を取り上げ、各々の図像成立と受容の歴史に迫る。
序 日本中世の絵画と経説
[日販商品データベースより]1 経説絵巻論(「地獄草紙」「餓鬼草紙」―経説絵巻の手法;「病草紙」―経説から説話へ;「辟邪絵」―経説の痕跡;「伴大納言絵巻」―破戒の図像;「粉河寺縁起絵巻」―救済の図像)
2 宝蔵絵論(後白河上皇と常盤;光長―宝蔵絵誕生と絵師伝説;「放屁合戦絵巻」―中世後期の宝蔵絵再生)
3 六道絵論(「六道絵」の淵源―鳥羽安楽寿院の炎魔天堂;「六道絵」の構成―聖衆来迎寺本「閻魔王庁幅」の位置;「六道絵」の構図―聖衆来迎寺本「地獄四幅」に見る階層構造;「六道絵」の伝来―聖衆来迎寺本の修復と移動;「六道絵」の異本―フリーア美術館本の図像と様式;「六道絵」の終焉―出光美術館本と中世末期南都の信仰)
4 九相図論(九相図の源流―経説から文学へ;九相図の生成―不浄と無常の図像;九相図の変容―転生する身体)
日本美術史は、仏教との関係を看過して語りえない。漢訳仏典を淵源とする図像が絵巻や掛幅に広く用いられ、時に、世俗の文学や伝承とも結びついて多義的な意味と霊性を獲得した。因果応報観に基づく絵巻、六道輪廻と救済を説く六道絵、朽ちてゆく死体を描く九相図など、中世日本における闇の表象を取り上げ、各々の図像成立と受容の歴史に迫る。