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[BOOKデータベースより]
雑誌『精神療法』に連載の「物質使用障害治療の最前線」をまとめた本書は、最近10年間に登場し、すでに依存症分野で一定のポジションを確立したと思われる心理療法プログラムや、依存症に関連した重要なトピックを集めたものである。すでに物質使用障害臨床に従事している人だけでなく、これから取り組もうとする人にも役立つ一冊。
物質使用障害とどう向き合ったらよいのか―治療総論
[日販商品データベースより]物質使用障害に有効な治療法は何か―心理社会的治療のエビデンス
動機づけ面接法―「底つき」を待たない物質使用障害の新しい治療法
薬物使用障害に対する外来治療プログラム「SMARPP」
アルコール使用障害の入院治療プログラム―GTMACK
アルコール使用障害の早期介入プログラム―HAPPY
トラウマ関連問題を背景にもつ薬物依存症に対するプログラム―女性事例を中心とした支援
性的マイノリティ・HIV感染者の理解と支援
触法精神障害のための治療プログラム
物質をやめた後の情緒的つながりの回復のために―治療共同体エンカウンター・グループ
家族支援のための個人療法
家族支援のための集団療法
ここ10年間で物質使用障害の臨床は大きく変わってきた。海外のさまざまな治療法が国内に紹介され,そうした海外のプログラムを参考にして,わが国の状況にマッチしたプログラムが開発され,普及してきた。
雑誌『精神療法』に連載の「物質使用障害治療の最前線」をまとめた本書は,最近10年間に登場し,すでに依存症分野で一定のポジションを確立したと思われる心理療法プログラムや,依存症に関連した重要なトピックを集めたものである。いずれの章も,そのテーマ,プログラムの第一人者である第一線級の臨床家・研究者が執筆しており,通読すれば,現在,わが国の医療機関でスタンダードとなっている治療プログラムや治療理念を一望することができる。
これらのプログラムは,物質使用障害という領域が,多くの援助者から忌避され,結果的に多くの当事者と家族を治療・支援から疎外してきたといえる状況を緩和し,依存症臨床への入り口を広げる効果があるだろう。
しかし,さまざまな治療プログラムはツールにすぎないので,患者の多様なニーズに応えるべきテーラーメイドの治療として,本書で取り上げたプログラムを複数用いたり,構造化されていない個別的なかかわりを行うことは不可欠である。
すでに物質使用障害臨床に従事している人だけでなく,これから取り組もうとする人にも役立つ一冊。