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[BOOKデータベースより]
第1章 保育カウンセリングの基本的な考え(今、保育現場でカウンセリングが求められている;保育カウンセリングとは ほか)
[日販商品データベースより]第2章 保育現場で使えるカウンセリング技法(ペーシング―雰囲気合わせ;うなずき、あいづち ほか)
第3章 子どもにかかわる保育カウンセリング(かんしゃくがとまらない子;友だちと遊べない子 ほか)
第4章 保護者にかかわる保育カウンセリング(保護者との信頼関係;かかわり方のポイント ほか)
第5章 同僚の保育者と支え合うための保育カウンセリング(カウンセリングは保育者の定着率アップとメンタルヘルスに役立つ;保育者同士のチームワークを育む―三つのワーク ほか)
現場の保育者は多くの悩みを抱えがち。あなたが保育者なら、たとえばこんな悩みは「あるある」ではないだろうか?
「かんしゃくのとまらない子どもに手を焼いている。ああ、また今日もあの子が……」
「保護者がクレームをつけてきた。理不尽に思えてならない」
「園内の課題はいろいろあるのに、同僚同士のチームワークがよくない」
そんなときはカウンセリングの考え方とテクニックを役立ててみよう。「人と人とがかかわる」カウンセリングという営みは、保育にも役立つ知恵に満ちている。
「でも自分は保育の専門職であって、心理学の専門家ではないし、毎日の仕事だけでも忙しいのに、別の分野をこれから学ぶのは大変そう……」
もちろん、その心配はあって当然。だからこの本は保育者に向け、現場で使えるカウンセリングについて、実にやさしく読みやすく説き起こす。難しそうに思える理論や技法紹介の部分も、具体的な状況を挙げながらかみ砕いて説明するので、初学者でもわかりやすい。
そこで学んだことを、さらに保育現場「あるある」の悩みにどう活かすか。これはたくさんの会話例や、具体的な状況にそって解説される。たとえば本書にはこんなケースが登場する。
「ああ、またこの子がお友だちをたたいてケンカを始めた……」
「精神疾患をかかえた保護者にどう対応すべき?」
「困った、若手の同僚が離職したいと言っている!」
ここにカウンセリングはどのように活かせるだろう? 答えはすべて本書のなかにある。読み終えたときには、保育現場で活かせるカウンセリングについて、その考え方から使い方までが、実践的に身についているだろう。初任の保育者はもちろん、これから入職する学生にもぜひ手に取ってほしい、入門書にして決定版。