黄色いベストと底辺からの社会運動

フランス庶民の怒りはどこに向かっているのか

明石書店
尾上修悟　

• 価格: 2,530円（本体2,300円＋税）
• 発行年月: 2019年12月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784750349510

内容情報

[BOOKデータベースより]

組織もリーダーもいらない！富と権力を集中させる政府に対し、真の民主主義を求める新たな民衆運動が、いま世界中に広がっている。

「黄色いベスト」運動で問われているもの
第１部　抗議運動の展開（燃料税引上げに対する抗議運動；抗議運動の激化と政府の譲歩）
第２部　モラル経済の破綻（経済的不平等の拡大；租税システムの不公正）
第３部　社会モデルの崩壊（社会分裂の深化；社会不安の拡大）
第４部　代表制民主主義の危機（寡頭政治体制の確立；市民主導の国民投票（ＲＩＣ））
「黄色いベスト」運動が意味するもの

[日販商品データベースより]

燃料税引上げを契機としてフランスで激化した「黄色いベスト運動」は、組織や政党に頼らず、富と権力を集中させる政府への異議申し立てを行っている。格差と不平等が広がり「社会分裂」を招いている現代における新たな社会運動と民主主義のあり方を探る。