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- 蝮の孫
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- 価格
- 847円(本体770円+税)
- 発行年月
- 2019年12月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784344429284
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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- 北区の太
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認識を新たに
「蝮」と呼ばれ隣国から恐れられた斎藤道三の孫を主人公に据えた小説。斎藤道三→義龍→龍興と続く流れは、道三が戦国の梟雄として名を馳せ、その息子は父道三を弑逆した不肖の息子(ではあるが、その武将としての実力はなかなかのもの)、その孫の龍興に至っては祖父・父に比べるべくもない暗愚な武将で、美濃一国も守り切ることが出来ず、敗者として歴史に埋もれて行ったという程度の認識しかなかったが、この小説(どこまで史実に基づいているのか分からないが)では、幼い頃は駄目武将であったが、ある時、開眼・開花し、その能力を発揮しながら、信長の前に立ちふさがるという内容になっている。多少の創作はあるのだろうが、こうした歴史に埋もれた武将でも、ひとかどの人物であり、その人を主人公にしても小説が一冊書けてしまうというところが、戦国時代の面白いところ。色々な人物が群雄割拠していたんだろうな。龍興と竹中重治(半兵衛の方が通りが良いかな?)との因縁めいた係わりも面白い。重治の人物設定も従来の史観から変わっていて面白い。この作者の本は初めてだったが、非常に面白く読めた。他の作品も読みたい。
[BOOKデータベースより]
権謀術数を駆使して美濃の蝮と恐れられた名将・斎藤道三の孫、龍興は酒と女に溺れて戦嫌い。だが、織田信長に国を追われて流浪するうち、武芸に励み、兵法を学びながら次第に合戦の虜に。何度も信長に挑み、追い詰めていく…。愚将と呼ばれながらも、群雄割拠の時代に魔王に怯まず対峙し、家臣や民を愛し続けた斎藤龍興とは何者か。戦国一代記。