「なる」構文の多義性とそのメカニズム

なぜスカートは短くなるのか？

大阪大学出版会
大神雄一郎　

• 価格: 5,280円（本体4,800円＋税）
• 発行年月: 2019年09月
• 判型: Ａ５
• ISBN: 9784872596885

内容情報

[BOOKデータベースより]

第１章　序論
第２章　変化の「なる」構文の５用法とその言語的実態
第３章　変化の「なる」構文の５用法の多義的関係
第４章　観察的レベルの用法間の拡張関係
第５章　体験的レベルの用法の拡張性
第６章　仮想的レベルの用法の拡張性
第７章　変化の「なる」構文の多義ネットワーク
第８章　結論

[日販商品データベースより]

日常的に広く観察される「XがYくなる」や「XがYになる」といった、変化を表す動詞「なる」に様々なアスペクト形式の付いた日本語表現について、変化の「なる」構文と呼び、その実態とメカニズムについて論じた書。本書では、これらの表現の多義性に注目し、その意味、用法の拡がりについて日本語学・英語学・心理学などの知見も取り込みながら考察を行い、認知的要因に支えられて生じる現象であることを主張した。