- 日本高麗関係史
-
八木書店古書出版部
八木書店
近藤剛
- 価格
- 10,780円(本体9,800円+税)
- 発行年月
- 2019年10月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784840622332

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[BOOKデータベースより]
日本と高麗の関係を解明した初めての総合研究。正式な通交関係になかった日本と高麗を中心に、契丹(遼)・金との国際関係をも含んだ東アジア全体から俯瞰。韓国の最新研究や韓国の金石文等の成果もふまえ検証。
日本高麗関係史研究の現状と本書の目的
[日販商品データベースより]第1部 高麗の外交文書および制度と対外関係(「大日本国大宰府宛高麗国礼賓省牒状」にみえる高麗の対日本認識;「日本国対馬島宛高麗国金州防禦使牒状」の古文書学的検討と「廉察使」;「李文鐸墓誌」を通じてみた十二世紀半ばの高麗・金関係;高麗における対日本外交管理制度)
第2部 日本・高麗間の「進奉船」(十二世紀前後における対馬島と日本・高麗関係;十三世紀前後における対馬島と日本・高麗関係;嘉禄三年来日の高麗使について―「嘉禄三年高麗国牒状写断簡及按文」の検討;嘉禄・安貞期(高麗高宗代)の日本・高麗交渉と「進奉定約」)
モンゴル襲来以前の日本・高麗関係史の意義
@モンゴル襲来以前に注目し、日本と高麗の関係を解明したはじめての研究
これまで個別に論じられてきた日本と高麗(918-1392)の関係について、とくに等閑視されてきたモンゴル襲来以前に注目したはじめての本格的な総合的研究。日本史・朝鮮史のいずれからも重要なテーマであるにもかかわらず、総体として取り組んだ研究はほとんどなく、本書がその嚆矢となる。
A日本と高麗それぞれの自国史研究に貢献
日本の対馬と高麗の南東部に注目し、境界領域における人・物・情報の移動を明らかに。交流の背景にある高麗側の事情を究明することを重視し、韓国人研究者とは異なる方法・視角から行う。その成果は、両国の関係史のみならず、日本・高麗の自国史研究にも大きく貢献し、新知見を示す。
B高麗の研究と史料を活用した朝鮮古文書学へのアプローチ
従来の研究が日本側からの立場で論じられていた現状を打破し、高麗側の視点も取り入れた双方向的な研究を行う。外交文書を中心とした文献史料のみならず、高麗国内の金石文等を対象とし、写本・原石にまであたり検証。今後の朝鮮古文書学の研究にも大きく寄与する。
C高麗を取り巻く東アジア史から俯瞰
日本と高麗との関係を、高麗の外交チャンネルの一つとして相対化する視点で考察。高麗の国際関係について、高麗と宋、高麗と金といった個別的な関係史研究が主流であったが、本書では日本と高麗の双方の視点から東アジア史を展望するという広い視野から明らかに。高麗の対契丹(遼)・金関係を丹念に検討し、高麗・日本交流の意義について考察。
D前近代を総括した先駆的な研究
両国を双方向的に理解しようとする「海域アジア史」「グローバル・ヒストリー」といった研究視角を視野に。今後の研究の基礎となる先駆的なもので、前近代のみならず、現代までを含めた日朝・日韓関係史の総合的理解へ向けた重要な土台となる。