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[BOOKデータベースより]
日々「生きる」現場の具体的な「つらさ」に正面から向かい合い、仲間を求めて一歩を踏み出す人たち―信州の懐深く育まれる人たちの思いが迫りくる。
1 発達障害と向かい合う―「母子ユニット方式」による支援団体「シーズ」の活動
[日販商品データベースより]2 精神障がいとともに歩む―歩く速さで暮らし働く場を目指す、NPO法人「てくてく」
3 ひきこもり支援に関わる―「ひきこもりでいいみたい」に至る、心の軌跡
4 うつ病からの職場復帰を支える―ステップ・バイ・ステップで埋める、支援の空白
5 死別の悲嘆を聴く―第三人称親密圏の共感空間、「ワールドカフェ寺ス」
6 高齢化時代の共生社会を考える―北欧の国が歩んだ道と、信州の村が育む畑の話
7 高校生に異文化を伝える―「生きる力」となる国際理解教育は、行動と体験から
8 多文化共生を目指す―ブラジルと日本のはざまに生きる、日系ブラジル人の今
9 中国人技能実習生をサポートする―タテマエとホンネのゆらぎから読み解く、日本社会への期待
10 地域の歴史記憶を語り継ぐ―満洲へ青少年を送り出した信州の教育者たち
二〇〇三年に「信州大学大学院地域社会イニシアティブ・コース」が開設されてから、一五年あまりが過ぎた。その間に、百人を超える生活現場の活動者たちがこの大学院の場で出会い、交流し、自らの探求力、活動力を鍛えた。大学には、今、百を超える地域の物語が修士学位論文の形で残されている。この本では、そのうちから、一〇の物語を選んで紹介している。これらの物語に共通するのは、生きづらさを抱える人たちを置き去りにせず、「みんなでつながり合っていこうよ」と活動者が呼びかけるとき、そこに、人の輪、人のつながりが形成され、拡がっていくことだ。こうしてみれば、現代人も見た目ほどには、お互いに無関心ではないのかもしれない。一歩、「個の城」から踏み出して、皆に呼びかける活動者たちがいるかぎりは……。そして、この本の物語が示すように、そうした活動者たちは地域に数多く存在している