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価格:1,650円(本体1,500円+税)
【2021年09月発売】
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【2021年09月発売】
[BOOKデータベースより]
没後30年、死後の生において「栄光」を手に入れたかに見えるミシェル・レリス。20世紀フランスにおける特異な存在である「文脈から逸脱をつづける人」について共振する、エレガントな研究エッセー。
第1章 骰子をふる男―マッソンの場合
[日販商品データベースより]第2章 ラザロのように―ジャコメッティの場合
第3章 道化役者の肖像―ピカソの場合
第4章 アナモルフォーシスの遊戯―ベイコンの場合
第5章 レリスの変身譚
第6章 ゲームとその規則―デュシャンの影
第7章 アーティストの/としての肖像
ミシェル・レリスの仕事は、代表作と目される『成熟の年齢』や『ゲームの規則』四部作に示されるように、記憶の襞の奥に入り込み、独自の「詩と真実」の追求を試みる自伝的作品に本領がある。
本書は幾重にも折り重なる「肖像」の意味を問い直すために書かれることになるだろう。画家たちが描くレリスの肖像があり、レリスが描く画家たちの肖像があり、画家たちとレリスが描く芸術家と芸人たちの肖像があり、そのなかには自画像もまた含まれている。イメージとテクストはそれぞれが鏡のようになって、鏡像が反射しあう。
ゲームとは、賭けであり試合であり見世物であり遊戯であり演戯である、レリスの「ゲームの規則」をさぐる試みもまた一個のゲームを構成することになるだろう。
没後30年、死後の生において「栄光」を手に入れたかに見えるミシェル・レリス。20世紀フランスにおける特異な存在である「文脈から逸脱をつづける人」についに共鳴する、エレガントなライフワーク。