- 近代中央ユーラシアの眺望
-
- 価格
- 5,280円(本体4,800円+税)
- 発行年月
- 2019年10月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784634672499
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[BOOKデータベースより]
近代中央ユーラシアの知られざる動態。最新の研究成果をもとに、多様な角度から鮮明な歴史像を描く。
プロローグ 遊牧民とオアシスの民、そして交易―モグール・ウルスからジューンガルへ
[日販商品データベースより]第1部 遊牧民社会の実像(英雄叙事詩が伝えるノガイ・オルダ;遊牧民の法と社会―ロシア統治下カザフ草原における19世紀前半の変容;遊牧英雄のリアリズム―近代を生きたあるクルグズ首領一族の生存戦略 ほか)
第2部 オアシス地域の変動(19世紀コングラト朝ヒヴァ・ハン国の君主像;ワリー・ハン・トラ―コーカンド・ハン国滅亡期におけるマルギランのスーフィー指導者;中央アジアの綿花モノカルチャー―ロシア帝政期からソ連初期のフェルガナ地方を対象に ほか)
第3部 イスラームとネットワーク(タタール商人の新疆進出;オスマン帝国からみた中央ユーラシア―汎イスラーム主義の射程;帝政ロシアのムスリム女性言説とその共振―A.アガエフの著作を中心に ほか)
エピローグ 中央アジアにおけるソ連時代の記憶
今日のグローバリズムの時代において、世界はますます距離を縮めている。中央ユーラシア地域もまた例外ではない。しかしながら、今の日本において、中央アジアからヴォルガ・ウラル、クリミア、コーカサスまでを含むこの広大な空間について、はっきりとした地域像が結ばれるとはいいがたい。その歴史像は漠然としたイメージが先行して語られることが多いだろう。本書は、1991年のソ連解体を経て大きな変容を遂げた中央ユーラシア史研究の最新の成果を、とりわけこの地域が近代帝国に包摂されていく19世紀から20世紀初頭に焦点をあてて多面的に示し、より鮮明な歴史像を描こうとするものである。
各章の考察によって、中央ユーラシア史の最大の魅力とも呼ぶべき、民族・言語・文化といった多様な要素の共存がいっそう浮き彫りになるだろう。