文学に描かれた「橋」

詩歌・小説・絵画を読む
平凡社新書　９２２

平凡社
磯辺勝　

• 価格: 968円（本体880円＋税）
• 発行年月: 2019年09月
• 判型: 新書
• ISBN: 9784582859225

内容情報

[BOOKデータベースより]

文学に描かれた「橋」とは、渡るためのものではなく、人々の心を捉えるために存在するものである。小説の舞台として巧みに利用することで、橋を渡る兵士たちの軍靴の足音が戦争の恐怖を伝え、橋が過去と現在をつなぐ役割を果たすことで、過ぎし日と、いまを見つめる登場人物の心の葛藤が深く投影される。「橋」の世界が両岸を分けつなぐとき、文学はいきいきと動き出す。

１　幣舞橋を見た人々
２　隅田川の幻景
３　京都、大阪「花街」の橋
４　石橋の静かな思想
５　橋の上にある戦争
６　人生は橋を渡る

[日販商品データベースより]

文学に描かれる「橋」とは、渡るためのものではなく、人々の心を捉えるために存在するものである。小説の舞台として橋を巧みに利用することで、橋を渡る兵士たちの軍靴の足音が戦争の恐怖を伝え、橋が過去と現在をつなぐ役割を果たすことで、過ぎし日と、いまを見つめる登場人物の心の葛藤が深く投影される。
「橋」の世界が両岸を分けつなぐとき、文学はいきいきと動き出す。