- 平治物語
-
全訳注
講談社学術文庫 2578
- 価格
- 2,233円(本体2,030円+税)
- 発行年月
- 2019年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065171813
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価格:2,420円(本体2,200円+税)
【2024年09月発売】
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講談社学術文庫 2578
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[BOOKデータベースより]
源義朝の長男、悪源太義平がわずか十七騎で、五百余騎を蹴散らす痛快な合戦、幼い子を守るため我が身を差し出す常葉の哀しい決断、運命の少年、頼朝の姿…。平治の乱(一一五九年)を題材に、敗れゆく源氏の悲哀と再興の予兆を描いた物語を、伝本の中でも個性豊かな登場人物と起伏に富んだストーリーで知られる四類本から現代語に訳した決定版!
上巻(序;信頼・信西不快の事;信頼信西を亡ぼさるる議の事 ほか)
[日販商品データベースより]中巻(待賢門の軍の事付けたり信頼落つる事;義朝六波羅に寄せらるる事并びに頼政心替りの事;六波羅合戦の事 ほか)
下巻(頼朝奥波賀に下著の事;義朝内海下向の事付けたり忠致心替りの事;金王丸尾張より馳せ上る事 ほか)
壊滅的な打撃を受けた源氏とこの世の春を謳歌する平氏――。やがて『平家物語』へとつづく、一族の明暗を分かつことになった平治の乱を題材にした『平治物語』の諸本のうち、劇的に構成された合戦や、個性を際立たせた巧みな人物造形が、流麗な文体によって描き出される四類本は、「もっとも面白い『平治物語』」と言われる。この四類本を底本に、本文と現代語訳に加え、校訂注、読解の助けとなる語釈と解説、補注も充実した、物語世界の隅々まで楽しめる一冊。
悪源太義平がわずか17騎で、500騎の平氏を蹴散らす痛快な合戦、牛若丸ら幼い息子を必死で守ろうとする常葉の哀切、そして運命の子頼朝……。個性豊かな登場人物が縦横無尽に躍動する合戦絵巻、いざ開幕!
時は平安時代の末、のちに「武者の世」の始まりと評された保元の乱から三年後、平治元年(1159)に平治の乱は勃発する。上皇・天皇の近臣同士の争いに端を発する政治闘争は、待賢門と六波羅での源平両軍の激突となって噴出した。その結果、源氏の棟梁である源義朝が敗走。東国へと落ち延びる途中で討たれ、子息たちも命を落とし、源氏は壊滅的な打撃を受ける。一方、見事勝者となった平清盛はこの世の春を迎え、それぞれの一族の明暗が決定的に分かれることになった――。
『平家物語』の舞台を用意したともいえる平治の乱を題材とした軍記物語、『平治物語』。時代を越えて語り継がれるうちに、筋立てが異なる異本が複数存在することもこの物語の大きな特色の一つである。そのなかでも、本書が底本とした「四類本」は、劇的に構成された合戦や、個性を際立たせた巧みな人物造形が、流麗な文体によって描き出される「もっとも面白い『平治物語』」になっている。本文と現代語訳に加え、校訂注、読解の助けとなる語釈と解説、補注も充実した、物語世界の隅々まで楽しめる。
義朝の息子、悪源太義平がわずか17騎で、500騎の平氏を蹴散らす痛快な合戦、義平とは対照的に不甲斐なくて滑稽な藤原信頼、牛若丸ら幼い息子を必死で守ろうとする常葉の哀切、そして運命の子頼朝の姿……。個性豊かな登場人物が縦横無尽に躍動する合戦絵巻、いざ開幕!