- トマス・ピンチョン
-
帝国、戦争、システム、そして選びに与れぬ者の生
アメリカ文学との邂逅
- 価格
- 2,750円(本体2,500円+税)
- 発行年月
- 2019年07月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784384059427
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[BOOKデータベースより]
ピンチョンが描き出す越境的彷徨の軌跡。主流派から排除された選びに与れぬ者たちの系譜と、システムに抗う生を論じる。
序章
[日販商品データベースより]第1章 有機性の喪失とスペクター―『V.』における拡大する生命なき世界
第2章 国家像を揺さぶる「望まれざる外国人」―『競売ナンバー49の叫び』が示す脅威
第3章 異国での祖国の記憶―『重力の虹』における選びに与れぬ者の系譜
第4章 異人種間の魅惑と反発―『メイスン&ディクスン』に見る植民地的欲望
第5章 哀悼可能な生と哀悼不可能な生―『逆光』、無政府主義、戦争
第6章 帰れない故郷―『ヴァインランド』『LAヴァイス』『ブリーディング・エッジ』
20世紀以降のアメリカ文学の面白さを第一線の文学者が伝える、作品を中心に、作家のキャリアを包括的に捉えた作家作品論シリーズの第2作目は、トマス・ピンチョン。ピンチョンの長編、中編作品のなかで扱われる、越境的な想像力が描き出す近代化と現代の様相を読み解く。また、主流派から排除された選びに与れぬ者たちの系譜とシステムに抗う生について論じる。