- 煌
-
- 価格
- 770円(本体700円+税)
- 発行年月
- 2019年07月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784198944834
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[BOOKデータベースより]
突然縁談を白紙に戻されたおりよ。相手は小間物屋「近江屋」の跡取り息子。それでもおりよと父は近江屋へつまみ細工の簪を納め続けていた。おりよは悔しさを押し殺し、手に残る感覚を頼りに仕事に没頭する。どうしてあたしだけ?そもそも視力を失ったのは、あの花火のせいだった―(「闇に咲く」)。三河、甲斐、長崎、長岡、江戸を舞台に、花火が織りなす人間模様を描いた珠玉の時代小説。
[日販商品データベースより]本書には
祈りと、決意と、誇りが込められている。
(書評家 大矢博子)
「祝言は挙げられない」簪職人のおりよは、
突然許婚の新之助にそう告げられた。
理由はなんとなく思い当たる。新之助は形がよく、
おりよは目が見えないから。
二人で歩いていると耳の後ろが熱くなる。
女たちの視線が痛い。
どうして私だけこんなことに――。
悔しさを押し殺し、手に残る感覚を頼りに
仕事に没頭するおりよだったが……(「闇に咲く」)。
遊女、船問屋、紙問屋、簪職人、
花火師、旅籠屋……市井の人情を掬い取る、
珠玉の時代小説。
目次
天地一転
椀の底
山の灯
闇に咲く
雪の花道
文
解説 書評家 大矢博子