- 大分断
-
格差と停滞を生んだ「現状満足階級」の実像
THE COMPLACENT CLASSNTT出版
タイラー・コーエン 渡辺靖(文化人類学) 池村千秋- 価格
- 2,640円(本体2,400円+税)
- 発行年月
- 2019年07月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784757123632
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 大格差
-
価格:2,640円(本体2,400円+税)
【2014年09月発売】
- ベーシックインカムへの道
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2018年02月発売】
- 私たちはどこまで資本主義に従うのか
-
価格:1,760円(本体1,600円+税)
【2015年12月発売】
- 年収は「住むところ」で決まる
-
価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2014年04月発売】
- WORK DESIGN
-
価格:2,970円(本体2,700円+税)
【2018年07月発売】
[BOOKデータベースより]
安定・安全志向が強く、変化を嫌う「現状満足階級」の台頭が分断を拡大させ、イノベーションを減退させる―。社会階層の流動性はなぜ失われたのか?デジタル技術がなぜ格差の拡大を生むのか?開拓者精神を失った世界はどこに向かうのか?全米ベストセラー『大停滞』『大格差』で論争を呼んだ経済学者が、「変わらない時代」の快適さに警鐘を鳴らす。
はじめに―日本は「現状満足階級」の先駆者だ
[日販商品データベースより]第1章 現状満足階級の誕生
第2章 移住大国の変容
第3章 甦る社会的分断
第4章 創造しなくなったアメリカ人
第5章 マッチング社会の幸福論
第6章 アメリカ人が暴動をやめた理由
第7章 活力を失った社会
第8章 民主主義の形骸化が進む
第9章 現状満足階級が崩壊する日
解説 タイラー・コーエンの思想的立ち位置―リバタリアニズム(自由至上主義)という視点(渡辺靖(慶應義塾大学SFC教授))
アメリカはどこに向かうのか
19世紀、トクヴィルの時代以来、米国を世界一の経済大国に発展させてきたのは、アメリカ人の比類なき開拓者精神だ。よりよい暮らしを求め、リスクをとって革新の道を歩む米国人のメンタリティは、フランクリンからスティーブ・ジョブズまで、米国のダイナミックなイノベーションの礎となった。
しかし、その精神がいま減退し、アメリカ社会に格差と停滞を生み出している。本書ではその原因を、変化を先延ばし、現状維持しようとする人たち(本書ではそれを「現状満足階級」=complacent classと呼ぶ)の拡大に見出し、現状満足階級の台頭が、企業間の競争や移住、転職、様々なイノベーションを停滞させる要因になっていると警鐘を鳴らす。
アメリカ人はなぜ創造をやめたのか?デジタルテクノロジーの普及は米国社会に何をもたらしたか?
開拓者精神を失いつつある米国はどこに向かうのか?
全米ベストセラー『大停滞』『大格差』で話題を呼んだ経済学者が、米国社会の行方を占う問題作。