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[BOOKデータベースより]
“白人労働者階級”は何に憤っているのか。ポピュリズム政治を駆動させるその力はどこから来るのか―英イーストロンドンと米オハイオ州ヤングスタウンという見棄てられた二都市における膨大なインタビューとサーヴェイデータで迫る、“トランプとブレグジットを生んだ人々”の正体。
第1章 イントロダクション―ポスト・トラウマ都市における政治的周縁性
[日販商品データベースより]第2章 新たなマイノリティ―カウンター・ナラティヴとそのポリティクス
第3章 周縁からのまなざし―イーストロンドンにおける社会的下降のポリティクス
第4章 没落のあと―オハイオ州ヤングスタウンにおける不安のポリティクス
第5章 崩れゆく組織と政党―一党体制・乖離・社会資本
第6章 アイデンティティ―文化と階級のプリズム
第7章 剥奪―社会階層についてのもう一つの理解
第8章 周縁を測る―アメリカとイギリスにおけるラディカル右派支持
第9章 アンタッチャブルな人々―白人労働者たちは誰の声に耳を傾けるのか
彼らがポピュリズムを、そして極右を支持するのは、理由がある。
アメリカにおけるトランプ政権誕生とイギリスのEU離脱を支持し、その原動力となったといわれる「白人労働者階級」の人々。かつてミドルクラスとしての、そして各国における正真正銘のマジョリティとしての地位を占めていた彼らは、いかにして「新たなマイノリティ」となったのか。そして彼らはいったい何に対して憤り、いかにしてポピュリズム政治を駆動させるのかーー。本書は、英イーストロンドンと米オハイオ州ヤングスタウンという見棄てられた二都市で、喪失感に苛まれる白人労働者たちの生の声を収録した膨大なインタビューデータとサーヴェイデータにより、既存の政党政治によってはその声を十分に代表されてこなかった「アンタッチャブルな人々」の姿を「剥奪感」を軸に解き明かします。〈トランプとブレグジットを生んだ人々〉の正体に迫り、我が国を含む各国政治の行く末を占う、気鋭の政治学者による意欲作。