- よこまち余話
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- 価格
- 726円(本体660円+税)
- 発行年月
- 2019年05月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784122067349
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[BOOKデータベースより]
ここは、「この世」の境が溶け出す場所―お針子の齣江が、皮肉屋の老婆トメさん、魚屋の少年・浩三らと肩寄せ合う長屋では、押し入れの奥に遊女が現れ、正体不明の「雨降らし」が鈴を鳴らす。秘密を抱えた路地を舞台に繰り広げられる、追憶とはじまりの物語。巻末に堀江敏幸氏と著者の対談を収録。
[日販商品データベースより]【各紙誌で話題を呼んだ哀しくも愛しい幻想譚、待望の文庫化!】
その人は、もういないかもしれない。
もういなくても――確かにここにいた。
お針子の齣江や向かいの老婆トメさんが、
いつ、どこから来て棲み始めたのか、長屋の誰も知らない。
正体不明の男「雨降らし」が門口に立つとき、
そこには必ず不思議が起こる。
少しずつ姿を変える日々の営みの中に、
ふと立ち上る誰かの面影。
時を超え、降り積もる人々の思い。
路地にあやかしの鈴が響き、
彼女はふたたび彼と出会う――。
「いつかの人々」が囁きかけてくる感動長篇。