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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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- 北区の太
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正義と男の友情
面白かった。裁判員制度を材料に大勢の死傷者を出した事件の真犯人をあぶり出して行くのだが、その過程で警察組織・検察と弁護人との関係も出て来て、小説を面白くするコンテンツが散りばめられている。主人公を冴えない中年男にしたところがよけいに悲哀・哀愁を感じさせる。物語を一貫して流れるのは、男同士の信頼関係、口幅ったい言葉に言い換えれば「友情」であり、悪を憎む正義の心である。今の世の中は、善悪より損得という風潮に流れているので、この主人公のようにその逆を行く性根と行動は胸を熱くする。それを信頼・理解する“相棒”の存在も良い。また、脇役として登場する弁護士の正義感も〇。この作者の作品をもっと読んでみたい。
[BOOKデータベースより]
新宿署の刑事・田丸は、本部の方針に反して連続殺人事件の捜査を行い、真犯人を挙げた。結果、組織を敵に回し、署内で厄介者扱いされていた。管内でOLの絞殺体が見つかった。捜査の主軸から外された田丸は、帰宅途中に歌舞伎町の人気ホストの刺殺体を発見する。二人の思いがけない共通点に気づき、その筋を追うことを会議で提案するも叶わず、相棒の神無木と密かに捜査を行うことに―痛切で感涙必至の警察小説。
[日販商品データベースより]組織に刃向かい、居場所を失くした新宿署の田丸刑事。絞殺体で発見されたOLの事件捜査でも主軸から外されたが、帰宅途中に歌舞伎町の人気ホストの刺殺体を発見する。二人の思いがけない共通点を見つけ、その筋を追うことを捜査会議で提案するが――司法の闇に紛れた犯人を捕まえることができるのか。ミステリー界若手屈指の実力者が送る感涙の警察小説!